若手クリエイターが集結するグループ展『夕暮れを待つ星』が開催

若手クリエイターたちによる新たな創造の響き

東京・六本木に位置する公益財団法人クマ財団が支援する若手クリエイターによるグループ展「KUMA experiment 2024-25」vol.6『夕暮れを待つ星』が、2025年2月8日から2月16日まで開催されます。この展覧会は、次世代を担うクリエイターの成果を共有する重要な場です。

展覧会の概要

『夕暮れを待つ星』は、8期生として選ばれた45名のクリエイターが出展するシリーズの第6弾。展覧会期間中には、立体音響を用いた作品や、木彫作品、イラスト・文筆作品、コンテンポラリーダンスを取り入れたパフォーマンス、独自技法による彫刻、没入感のある空間表現など、様々なアートスタイルが披露されます。これにより、異なるバックグラウンドを持つアーティストが集まり、互いの作品のポテンシャルを引き出し合います。

参加クリエイターの紹介

1. 池田翔（Tsubasa Ikeda）: 音響デザインを中心にした立体音響作品を制作しており、音を通じた新しい空間表現について探求しています。

2. 菊地寅祐（Torasuke Kikuchi）: 映画の没入感を木彫作品に反映させ、「BUG」と呼ばれる異物感をテーマにした作品を展開。

3. のもとしゅうへい（Shuhei Nomoto）: 文筆やイラストを通じて、自身の内面を表現。多様なメディアを駆使した作品は、他人との関係性の再構築をテーマにしています。

4. 橋本真那（Mana Hashimoto）: コンテンポラリーダンスのパフォーマンスを通して、他者との接触を求める作品を発表。身体性を用いて自己認識を深めます。

5. 本岡景太（Keita Motooka）: 「歪曲張り子」という独特な手法を使い、平面と立体の交差点を探る彫刻作品を制作。

6. Liisa: マンガを母体に、記憶や風景、空間の関係性を探求し、体験を形にした作品を発表します。

展覧会のコンセプト

展覧会のテーマである『夕暮れを待つ星』は、昼と夜の狭間である夕暮れが持つ複雑な感情と新たな創造の可能性を象徴しています。この時間帯、見えないものを感じ取ることや、空間に漂う光の揺らぎは、観る者にさまざまな想像を掻き立てます。参加アーティストは、それぞれの持つ感性を通じて、この空間での新しい関わり合いを示していきます。