和菓子の新たな魅力を引き出す「亀最中」
愛知県三河地域で70年以上もの間、多くの人々に愛されてきた和菓子店・お亀堂が、代表銘菓「亀最中」のパッケージデザインを大胆にリニューアルしました。それにより、「伝統と革新」をテーマにした新たなブランドイメージを打ち出しています。これからの和菓子は、見た目の美しさや開ける楽しさも大切にした体験へと進化します。
誕生した新しいデザインの特徴
新たに導入されたデザインは、まずその見た目から印象を与えます。「極(きわみ)」というシリーズ名からインスパイアされ、最上級の素材を使用した亀最中にふさわしい重厚感のあるデザインに仕上げられました。特筆すべきは金色と深緑の落ち着いた配色です。これは、「和の深み」を表現しつつ、伝統を感じさせると同時に現代的な感覚も兼ね備えています。
さらに、八角形の型抜き加工が施されており、古来から縁起が良いとされているこの形は、亀の甲羅を象徴しています。このデザインは、パッケージを開ける前から特別感を醸し出し、贈り物にしたいという気持ちを引き立てます。
アイデンティティの強化
新しいブランドビジュアルでは、「極・亀」のフォントデザインがシンボルマークの役割を果たします。中央には「亀」の字が象られ、帯の端には金箔風のシールで「極」という文字があしらわれています。これにより、唯一無二の存在感を持ったパッケージが誕生しました。
リニューアルの背景とその思い
お亀堂は2025年に向けて「挑戦と革新」を軸にしたブランド再構築を行っています。その最初のステップとして、定番商品の「亀最中」の帯紙デザインを刷新することが決まりました。これにより、お客様に「開ける前から特別な気持ちになる」という体験を届けることを目指しています。和菓子をただの商品ではなく、特別な体験として提供することに挑戦しているのです。
アートディレクションのこだわり
デザインを手掛けるのは、株式会社ニルギリ。彼らは、洗練性や余白、和の静けさを意識しながら、ミニマルで深みのあるデザインを提案しています。伝統を尊重しつつ、未来への新しい挑戦を反映した帯紙デザインを完遂しました。
今後の展開について
新たなパッケージが導入される「亀最中」は、「極みシリーズ」の第一弾として販売予定です。また、このデザインはお亀堂のプレミアム和菓子ラインにも順次展開される見込みです。海外のインバウンド客やギフト提案にも力を入れ、ブランドの強化に繋げていく意向です。
【販売概要】
- - 使用開始日:2025年6月
- - 対象商品:亀最中(極)
- - 対応店舗:東三河の直営店各店
お亀堂について
株式会社お亀堂は1950年の創業以来、「和菓子への挑戦と革新を通じて地域活性の中心となる」という理念を掲げています。伝統製法を守りつつも、Z世代へのアプローチやコラボ企画を通じた新たな発信を続けており、「ブラックサンダーあん巻き」や「爆弾大福」など、話題の和菓子も展開しています。
【会社概要】