再春館製薬所が広げる環境貢献の輪─アップサイクルプロジェクトの新たな展開
再春館製薬所は、蓄積された経験と技術力を活かし、持続可能な社会を実現するための新たなプロジェクトを発表しました。「発明のモト」プロジェクトは、使用済み化粧品容器を子どもたちの創作資材として提供することで、環境保全と教育支援を同時に促進するものです。今回はこのプロジェクトの内容を詳しく解説します。また、新たに連携する屋内遊び場「mirocco」の魅力についても触れていきます。
プロジェクトの背景
再春館製薬所は、その理念「自然とつながり、人とつながる明日を」を掲げ、環境保全に対する意識を高めています。昨年、同社は「ドモホルンリンクル」の愛用者からの寄せられたアイデア「使用済み容器を有効活用できないか」という声に基づいてこのプロジェクトを開始しました。それが第一弾の取り組みとして山形県の「KIDS DOME SORAI」との連携を果たしました。
そこで提供された容器は、子どもたちの自由な発想で形を変え、多様な作品に生まれ変わります。愛用者からは「ごみとして捨てていたものが、子どもの未来に役立つのは嬉しい」といった温かい声が多く寄せられ、この成功を受けて、東海エリアへの拡大が実現しました。
新たな連携先「mirocco」の魅力
静岡県掛川市に位置する「mirocco(みろっこ)」は、全天候型の屋内遊び場で、親子がのびのびと遊べる空間を提供しています。施設内には「クリエイティブラボ」というものづくりスペースがあり、地域企業から提供された端材や廃材を利用して、子どもたちは自由に創作活動を行っています。ここでは、自然環境に配慮した素材を使用し、「廃棄されるものに新たな価値を見出す」という理念を基に、子どもたちの創造力を育むことを目的としています。
再春館製薬所と「mirocco」の理念は共鳴し、今回の連携が実現しました。再春館製薬所は、今後も事業活動を通じて社会課題を解決し、「明日」をつくる子どもたちの成長支援を進めていきます。
実施内容と容器回収場所
このプロジェクトの一環として、ドモホルンリンクルの使用済み容器を回収する取り組みが行われています。対象となるのは「美活肌エキス」のスポイト付きガラス瓶や「すっきりミスト」などのスプレー式ボトルです。全国5ヵ所の百貨店内に設置されたドモホルンリンクルの「コミュニケーションスペース」にて、容器の回収を実施しており、参加した方々が未来の資源へと変わる過程を実感できる仕組みです。
企業としての使命
再春館製薬所は、創業以来、自然と人の調和を重視した製品開発に取り組んできました。「ポジティブエイジカンパニー宣言」では、「明日が楽しみと思える毎日をつくる」ことを企業の使命として掲げています。今後も地域貢献やサステナブルな活動を通じて、社会とのつながりを強め、持続可能な未来を構築するための取り組みを続けていく考えです。
再春館製薬所の「発明のモト」プロジェクトは、子どもたちの創造力を育みながら、環境への意識を高める素晴らしい試みです。これからも多くの企業がこのようなサステナビリティ活動に取り組み、温かな未来を築いていくことを切に願います。