千年羊羹の魅力
2024-12-04 18:00:36

「千年羊羹」誕生!鹿嶋市が繋ぐ地域資源と共創の美味とは

「千年羊羹」誕生!鹿嶋市が繋ぐ地域資源と共創の美味とは



茨城県鹿嶋市で新たな和菓子「千年羊羹」が誕生しました。この商品は、同市が誇る自然栽培の大豆を使い、地元の老舗和菓子店「丸三老舗」との共同企画で実現したものです。そして、この商品の名前やパッケージデザインは、オンラインファンコミュニティ「KASHIMA Colorful Base」の参加者とともに考案されました。

地元の恵みを生かした「千年羊羹」



「千年羊羹」は、鹿嶋市で育てられた有機認証付きの自然栽培鹿島在来大豆を原料としています。この大豆は、代表の唐澤秀さんが自然栽培にこだわり、質の高い農産物として生産されています。最近の異常気象に伴い、小豆の供給が不安定な中、持続可能な和菓子の開発を目指し、大豆に注目が集まりました。

さらに、長い歴史を誇る「丸三老舗」の笹沼和彦さんが、この自然栽培大豆を用いた新しい形の和菓子「大豆羊羹」を共同開発。新商品プロデュースとして、ふるさと納税の返礼品にすることが鹿嶋市から提案され、プロジェクトがスタートしました。

オンラインファンコミュニティとの共創



「KASHIMA Colorful Base」は、2021年から鹿嶋市と運営を行っているファンコミュニティで、現在のメンバー数は55,819人を超えています。このコミュニティでは、商品名やパッケージデザインのアイデアを募集し、コメントや人気投票を通じて決定しています。特に、先日行われた人気投票では「千年羊羹」が82票を獲得し、見事選ばれた商品名となりました。

美味しさとサステナビリティの交差点



「千年羊羹」という名前には、千年先を見据えた美味しさが込められています。イメージは、次世代の人々が美味しいと言ってくれるような和菓子。デザインも伝統的要素を取り入れつつ、現代的な感覚を融合させることで、力強さと洗練を表現しています。持続可能な和菓子として誕生したこの羊羹は、ただのスイーツにとどまらず、地元の社会課題に向き合った想いも詰まっています。

ふるさと納税としての新しい試み



近年、ふるさと納税は多くの地域で返礼品の競争が激化していますが、鹿嶋市ではこの「千年羊羹」を通じて、地域の農産物や和菓子を守るために新しい取り組みを始めました。寄附金は6,000円で返礼品は3本セット。この商品は、2026年12月4日から寄附を受け付け開始される予定で、楽天ふるさと納税などのポータルサイトでも予約受付中です。通常販売は2025年1月以降となります。

この和菓子は、農業と製造業、さらには地域コミュニティが一体となって創り上げた美味しさの象徴です。「千年羊羹」を通じて、地域のつながりや文化を感じてみてはいかがでしょうか。是非、鹿嶋市の魅力を再発見していただきたいと思います。


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