Youth Pride 2025
2025-06-16 15:36:25

新たな世代に向けたメッセージ発信『Youth Pride 2025』の成功

Youth Pride 2025 がもたらす新しい風



6月14日と15日の2日間、渋谷のWITH HARAJUKU HALLにて、初めての試みである「Youth Pride」が開催されました。LGBTQ+に関心を持つ若者たちを対象としたこのイベントは、特定非営利活動法人東京レインボープライド(TRP)の主催で、「ありのままを愛そう」とのテーマのもと、多様性を讃え合う場として賑わいました。

『Youth Pride』の開催背景



TRPの共同代表理事である山田なつみさんと佐藤ユウコさんは、LGBTQ+の権利と人権について広く理解を促進するべく、東京プライドの一環として今回のイベントを立ち上げました。ユース世代が自らの居場所を見つけ、互いに支え合うコミュニティを築くことの重要性を再確認させられました。

約1,300人の動員数を記録したこの祭典には、様々なテーマごとに分かれたステージとブースが設けられ、参加者たちはそれぞれの関心ごとに沿ったプログラムに楽しんでいました。初日から多様性についてのトピックが数多く議論され、多くの情報が発信されました。

1日目のプログラム(6月14日)



セクション1:学ぶ



初日は「学ぶ」というテーマからスタート。性社会文化史研究者の三橋順子さんが、日本のLGBTQ+の歴史や新宿二丁目の成立過程について解説。続いて、ジャーナリストの北丸雄二さんが、国際的な視点から各国の権利回復運動について、参加者に知識を提供しました。

また、インフルエンサーや現役の学生たちによる座談会も行われ、彼らの実体験を通じて学校生活の現実について共有し、教育の在り方について議論が交わされました。

セクション2:働く



続いて、「LGBTQ+就活サバイバー」というテーマで、若者たちの就職活動に関するプログラムが行われました。参加者は企業の代表者に自己の意見をぶつけ、互いに理解を深める貴重な機会になりました。LVMHやEY JAPANの代表者が登壇し、ユース世代への期待を述べ、彼らが未来をどのように築くかについてのエールを送りました。現場でのリアルな体験談は、他の参加者にも大きな影響を与えました。

セクション3:暮らす(6月15日)



2日目は家庭や子育てについてのプログラムが行われ、実際にLGBTQ+家庭を持つ方々による貴重な体験談が共有されました。「ふたりぱぱ」のみっつんさんとリカさんは、制度の課題について率直に語り、希望のある未来像を描きました。これは多くの若者にとって強い励ましとなりました。

セクション4:遊ぶ



「遊ぶ」のセッションでは、GIVENCHY BEAUTYとZOZOのコラボによるパーソナルスタイルショーが行われ、参加者たちが自分らしく輝く姿を目指しました。そして、最後に行われた「Youth Pride 成人式」は、これまでの苦労や喜びを全て抱きしめる瞬間として、一人ひとりの「ありたい姿」を祝う場となりました。すべての参加者が自分の選択を肯定される経験を通じて、共にこの瞬間を楽しむ姿は、会場全体に温かな雰囲気をもたらしました。

結びに



二日間にわたるイベントの成功は、ユース世代に希望を与えただけでなく、参加者同士の相互理解と共感を促進しました。一人一人が自分自身を大切にすることを学び、未来への道を共に歩む仲間を見つけた瞬間だったのです。TRPの活動からは、多様性の理解や尊重がいかに重要であるかが伝わってきました。来年のYouth Prideも非常に楽しみです。


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