地中美術館オリジナル焼き菓子の魅力
香川県直島町に佇む地中美術館。この美術館は、自然と人間との関係を考える場として、2004年に設立されました。設計は著名な建築家・安藤忠雄氏によるもので、地下に位置する美術館内部に入ると、自然光が差し込む静かな空間が広がります。ここでは、クロード・モネやジェームズ・タレルなど、世界的なアーティストの作品を常設展示しています。
最近、地中美術館は新しいオリジナル商品を発表しました。大山恵介シェフが開発した「瀬戸内レモンケーキ」と「瀬戸内レモンフィナンシェ」です。どちらも、美術館のコンセプトを反映した味わい深い焼き菓子です。
瀬戸内レモンケーキの特徴
「瀬戸内レモンケーキ」は、香ばしいアーモンドとバターを使った生地にほうじ茶と瀬戸内レモンのコンフィを練り込み、しっとりと焼き上げられています。トップには、モネの作品《睡蓮》からインスパイアを受けた、レモンのアイシングが施されています。一口食べると、レモンのさわやかな香りが広がり、しっかりとした甘さが後を引く逸品です。
瀬戸内レモンフィナンシェの魅力
一方、「瀬戸内レモンフィナンシェ」は、6個入りで3300円という価格で提供されています。こちらのフィナンシェには、瀬戸内の香り豊かなレモンと緑茶が豊かに入っています。しっとりとした口当たりで、食べるとやさしいフランスの庭の風景を思い出させるような余韻があります。どちらのお菓子も、直島で感じた静謐さと美術館での鑑賞体験が反映されています。
アートと美味しさの融合
地中美術館で感じた光の柔らかさや静けさをもとに、これらの焼き菓子は作られています。特にモネが晩年を過ごした庭の風景を思い浮かべながら、大山シェフはこう語ります。「瀬戸内の風土から届いたレモンと、静かに香るお茶を重ねて焼き上げました。」
地中ストアの概要
また、「地中ストア」は、美術館内に位置し、アートと日常生活を結びつける商品を提供しています。安藤忠雄氏のデザインによるインテリアは、温かみが感じられ、訪れた人々に安らぎを与えます。地中美術館を訪れた際には、ぜひ店舗にも立ち寄り、オリジナル商品を手に取ってみてください。
シェフパティシエ・大山恵介
大山恵介氏は、多くの飲食店で経験を積んだ後、2020年には日本橋兜町に「Pâtisserie ease」をオープンしました。彼の作り出すお菓子は、フレンチの洗練された技術が活かされたもので、常に新しい発見と喜びを提供しています。地中美術館の焼き菓子も、その技術と情熱の結晶と言えるでしょう。
美術館と食文化の新たな融合を、ぜひこの機会に体験してみてはいかがでしょうか。新しい美味しさが、あなたを待っています。