音楽のセッションが生み出す心躍る喜びと感動、Spicy Sessions -THE LIVE- 後半レポート

音楽生ライブの新たな形

音楽番組『Spicy Sessions』が、初のライブイベント「Spicy Sessions -THE LIVE-」を神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催しました。2023年10月24日、ファン待望の一夜が実現しました。このイベントには、アリーナクラスの観客が訪れ、非常に高い競争率を誇るチケットが販売されたことからもその人気が伺えます。観客は、プラチナチケットを手にした幸運なファンです。

巨大なスクリーンがライブ空間を演出し、オープニングでは『Spicy Sessions』の名場面が流されたことにより、ステージ全体が一体感に包まれました。このような演出は音楽イベントにおいては斬新で、観客はその迫力に圧倒されました。このスクリーンの設置に関するプロデューサー竹中優介氏の意図は、視聴者に歌手の魅力を伝えるためだといいます。

初めての形にドキドキ

イベントは前半と後半に分かれており、中西アルノの初舞台でもある生バンドでのセッションが大きな話題となりました。「お客さんとバンドの間に挟まれている感覚は初めてで緊張した」と中西は振り返ります。彼女のコメントからも、初めての舞台に挑む緊張感が感じられます。

後半の幕開けには、Little Glee Monsterのmiyouとかれんが出演。モータウン調の「Pop Like A Star」を華やかに歌い上げます。演奏後、かれんは「黒沢ファン、中西ファンからも反響があり嬉しい」と話し、盛り上がる音楽セッションの喜びを存分に表現しました。続いて、かれんと中西が三浦大知の「ふれあうだけで～Always with you～」、miyouと黒沢が「Best Part」を披露しましたが、歌唱中の二人の表情からは喜びが溢れていました。

パフォーマンスの変化

中西のソロパフォーマンスでは、乃木坂46の「思い出が止まらなくなる」を選曲しました。彼女はゆったりとしたジェスチャーで歌詞を届け、観客を魅了します。この集中した瞬間が、彼女の成長を象徴しているようでした。

さらに、平原綾香が特別ゲストとして登場し、素晴らしいパフォーマンスを披露しました。彼女の存在は、番組の原点を振り返る良い機会となりました。平原のサックスと黒沢のボーカルのコラボレーションは、視聴者に新たな感動を与えるものでした。

未来への期待

エンディングでは、再びリトルグリーモンスターが登場し、映画『グレイテスト・ショーマン』の「This Is Me」を披露しました。この歌はメンバー全員の魅力が融合し、想像以上の音圧がお客様の耳に届けられました。ライブのクライマックスで、黒沢が「なら、最後は一緒に行きましょう！」と呼びかけると、観客全員が一体となり大盛り上がりを見せました。

このように、音楽が生まれる瞬間の美しさと、セッションの楽しさを伝えた「Spicy Sessions –THE LIVE–」は、これまでの集大成であり、未来へと続く重要な通過点ともなったのです。音楽の楽しみが、観客とアーティストの間に広がっていく様は、まさに音楽の持つ力そのものです。ライブは感謝の気持ちで締めくくられ、観客は心に残る感動を胸に帰路につくこととなりました。