2025年、久末航が日本人としてエリザベート王妃国際音楽コンクールで見事に2位を受賞したことは、多くの音楽ファンにとって嬉しいニュースでした。この素晴らしい成果を受け、久末航は2026年6月10日に福岡シンフォニーホールで特別なリサイタルを開催することが決まりました。
エリザベート王妃国際音楽コンクールは、ショパン国際音楽コンクールやチャイコフスキー国際音楽コンクールと並んで、世界三大コンクールの一翼を担う非常に権威あるコンクールです。その中で2位を受賞したことは、久末の才能が国際的に高く評価されたことの証です。
このリサイタルでは、彼の得意とするクラシック音楽の名曲が演奏されます。プログラムにはラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番「熱情」、フランクの「前奏曲,コラールとフーガロ短調」、バルトークの「3つのブルレスク作品8C」などが用意されています。曲目や曲順は変更される可能性がありますが、期待感が高まります。
リサイタルは、福岡シンフォニーホールで夜7時からスタートし、開場は18時20分。このホールは音響が素晴らしく、ピアノの美しい音色が会場全体に響き渡ることでしょう。久末航の演奏は、彼の温かみのある表現力で、聴衆の心に深く響くことが予想されます。
久末航(ひさすえわたる)は、これまで数々の国際音楽コンクールで受賞歴を持ち、特に2017年のミュンヘン国際音楽コンクールでは第3位及び委嘱作品特別賞を受賞。リヨン国際ピアノコンクールでも第1位及び聴衆賞を得るなど、彼の名は確実に広がっています。音楽祭やオーケストラとの共演も豊富で、2021年にはCD「ザ・リサイタル」をリリースし、音楽雑誌でも特選盤に選ばれました。
彼はフライブルク音楽大学やパリ国立高等音楽院で学び、優秀な成績で卒業。その後も、卯月学園などでの指導をもとに、多彩なレパートリーを持つピアニストとして成長を続けています。
このリサイタルは、久末航のファンにとって欠かせない機会となるだけでなく、クラシック音楽を愛するすべての人々にとっても素晴らしい体験となることでしょう。
チケットの一般発売日については、後日発表される予定ですので、ぜひお見逃しなく!音楽の力に触れ、久末航の才能を生で体感できる貴重なチャンスです。詳細情報は西日本新聞社またはRKB毎日放送の公式サイトをチェックしておきましょう。今から楽しみです!