いま注目の冷凍ビーフン、ケンミン食品の新しい挑戦
兵庫県神戸市に本社を置くケンミン食品株式会社が、冷凍ビーフンやはるさめの新たな製造ラインを設けたことを発表しました。この新ラインは、冷凍商品の供給体制を強化するために設立されたもので、従来の製造ラインに比べて約1.3倍もの生産量を目指しています。
COVID-19時代を背景にした市場の動向
近年、コロナ禍によるライフスタイルの変化から冷凍食品市場は拡大を見せており、特に冷凍麺のカテゴリーも成長を遂げています。2024年には前年比103%が予測される中、ケンミン食品の冷凍ビーフンとはるさめはなんと109%と、市場の成長を上回るすばらしい結果を示しています。
特に「焼ビーフン」は、温めるだけで手軽に野菜たっぷりのビーフンが食べられ、多忙な現代人にとって非常に重宝されている主力商品です。このたびの新ライン設立は、お客様の期待にお応えするための一環といえるでしょう。
新製造ラインの概要と特長
新設された製造ラインは、篠山工場内にある既存の倉庫を改築して作られました。これにより、冷凍ビーフンの生産能力が飛躍的に向上し、今後の需要にしっかりと応えられる体制が整います。
設備とスペック
新製造ラインの敷地面積は約1,950m²で、全工場敷地の広さを考慮しても大規模な施設と言えます。計画されている生産品目は9種類。全体として、篠山工場では約70品目の多様な冷凍食品を製造する予定です。
改善された生産プロセス
新ラインは、効率とおいしさの両立を図るために様々な工夫が施されています。まず、最新の設備により、麺や具材、調味液を全自動で調理、計量します。これにより凍結時間が短縮され、商品の品質も安定します。さらに、複雑な調理プロセスも自動化され、より深い味わいの実現が期待されています。
また、これまで人手を要していた作業も自動化され、効率的な生産が可能になります。例えば、調理した具材を混ぜる工程や包装工程も機械によって自動化が進められます。
未来に向けた展望
ケンミン食品は、2025年3月末を竣工日として新ラインを完成させ、6月1日より運用を開始する予定です。設備投資額は約22億円。これにより、冷凍ビーフン市場での競争力をさらに高め、顧客に愛される製品を提供し続けることを目標としています。
冷凍食品市場の拡大に沿った取り組みとして、世界初の即席焼ビーフンブランドとして知られる「ケンミン焼ビーフン」は、今後ますますの成長が期待されるところです。様々な活動を通じて、皆様に健康的で美味しい食品を提供し続けるケンミン食品から目が離せません。