若手アートマネジメント人材を海外へ派遣
東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団が運営するアーツカウンシル東京は、アートマネジメントに関わる若手人材を海外に派遣するプログラムを実施しています。このプログラムの目的は、将来的にアーティストと社会をつなぐ役割を果たす有望な人材を育成し、国際的なネットワークを構築することです。2025年度の第2回派遣では、韓国のパフォーミングアーツの祭典「ソウル・パフォーミング・アーツ・フェスティバル(SPAF)」と、台湾の現代美術の国際展「台北ビエンナーレ」に参加する機会が設けられています。
ソウル・パフォーミング・アーツ・フェスティバルへの派遣
韓国最大の国際舞台芸術祭、ソウル・パフォーミング・アーツ・フェスティバル(SPAF)への派遣は、舞台芸術に関わる若手のアートマネジメント人材に特に注目しています。具体的には、演劇、舞踊、音楽などのプロデューサーやディレクター、技術者が対象となります。
派遣期間と内容
派遣は2025年10月15日から10月22日を予定しており、現地滞在は最大7日間ほど。参加者はSPAFの他、同時に開催される芸術見本市「パフォーミング・アーツ・マーケット・ソウル(PAMS)」にも参加し、最新の舞台芸術の潮流を体験し、国際的なネットワークを構築することができます。
台北ビエンナーレへの派遣
次に、台北ビエンナーレは、視覚芸術に興味を持つ若手のキュレーターやアートプロフェッショナルが対象となります。こちらのイベントは、1984年以降に生まれたアーティストたちで構成されており、現代のアートシーンを体感できる貴重な機会です。
派遣期間と内容
派遣は2025年10月31日から11月7日を予定しており、こちらも現地滞在は最大7日間。オープニングデーに合わせて派遣し、参加アーティストや各国のアート関係者とのネットワーク作りを促進します。また、台湾の文化施設訪問やアーティストのアトリエ訪問を行う予定です。
募集期間と参加方法
この素晴らしい機会に参加希望の方は、2025年7月3日14:00から7月28日14:00の間に応募が可能です。詳細は「アートマネジメント人材等海外派遣プログラム」の公式ウェブサイトや、発表されたプレスリリースで確認できます。
このプログラムは将来のアートのリーダーを育成するために設計されており、国際的な視野を広げる絶好のチャンスです。興味がある人は、ぜひ応募を検討してみてください。