環境に優しいまどれーぬ
2025-10-20 10:36:28

食と環境をつなぐ新しい試み「米粉のまどれーぬ」が登場!

新しい風を取り入れた「米粉のまどれーぬ」



食品ロスの問題が叫ばれる現代、私たちの食習慣を見直す機会が増えています。そんな中、株式会社クラダシ、茨城大学、そして株式会社HYKが連携し、干し芋残渣から作られた「米粉のまどれーぬ」を開発しました。この商品は、2025年10月20日より「Kuradashi」で販売されます。

産学連携の取り組み背景


クラダシは、賞味期限が迫った食品や、生産の都合で流通に乗せられない商品を買い取り、一般消費者に届けるソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営しています。その売り上げは社会貢献活動に活用されるため、フードロス削減に持続可能な形で貢献しています。クラダシは自ら基金を設立し、それを基盤に茨城大学との共同研究を実施しました。

この研究の中では、「干し芋残渣のアップサイクル及び食品ロス学習プログラムの開発」がテーマです。これに参加している茨城大学の石島研究室は、地域の干し芋生産農家と連携し、地域資源を活かした持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

HYKもまた、フードロス削減に関心を持ち、地域の食材を使った様々な商品の開発を行っています。今回の取り組みでは、両社の強みを活かして干し芋残渣を再利用し、新しいお菓子「米粉のまどれーぬ」が誕生しました。これにより、地域の農業が抱える課題を共有し、コラボレーションの結果新たな商品が生まれたのです。

干し芋残渣の魅力


「米粉のまどれーぬ」に使用される干し芋残渣は、干し芋を製造する際に捨てられてしまう皮や身の部分を指します。この残渣は、約40%のさつまいもを占めており、高い栄養価を持っていますが、廃棄されることが多いのが現状です。HYKの技術により、これを美味しく仕上げることができるのです。

具体的には、さつまいもの自然な甘みと風味を最大限に生かして、ふんわりとした食感の米粉マドレーヌに仕上がっています。さらに、マドレーヌに使用される米粉は、一般には流通しない規格外のお米を使用しており、これもまたフードロス削減に寄与しています。

「米粉のまどれーぬ」の詳細


  • - 商品名: 米粉のまどれーぬ(さつまいも味)
  • - 内容量: 1セット4個入り
  • - 価格: 1,980円(税込・送料別)
  • - 販売開始日: 2025年10月20日
  • - 購入場所: Kuradashi公式サイト(Kuradashi

この商品は、フードロス削減のみならず、大学、企業、農業、福祉の4者が協力することで実現した新しいビジネスモデルの象徴です。このような「産学農福連携」により、地域資源の価値を高める試みは、他の地域にも波及効果を持つことでしょう。

各社のコメントから見える熱意


クラダシの多田慎之介氏は、HYKと茨城大学の連携に感謝の意を示し、今後もこうした社会貢献活動を広げていく意向を述べています。茨城大学の石島研究室も、この取り組みを通じて「おいしい形」で地域の未利用資源を活かせたことに手ごたえを感じているようです。

また、HYKの上保木聡志氏は、学生たちの熱意がプロジェクトに影響を与え、商品開発に結びついたことを嬉しく思っています。この商品が流通することで、地域の課題解決に向けた動きが広まることを期待しています。

未来の可能性に向けて


今回の「米粉のまどれーぬ」の誕生は、フードロスの問題を解決する一歩です。クラダシは今後も大学や企業との連携を深化させ、さらなる社会問題へのアプローチを進めることでしょう。私たちも、このような新しい試みに注目し、楽しみながらサステナブルな選択ができる日が待ち遠しいですね。


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