春から夏にかけて注意したい!お弁当作りの食中毒対策法
4月を迎え、気温が上昇するこれからの季節はお弁当作りが活発になる時期です。特に運動会やピクニックなどのイベントが目白押しで、普段お弁当を作らない方も持ち歩くことが増えます。「デリッシュキッチン」では、さまざまなレシピを提供する中で、お弁当作りに関する調査を実施しました。驚くことに、食中毒に対する不安を感じている方が多いにもかかわらず、実際に食中毒対策に力を入れている方は少ないことが明らかになったのです。
お弁当についての現状
「デリッシュキッチン」の調査によると、4月から7月にかけて「お弁当」の検索ボリュームが急上昇し、特に4月の検索は前月比160%という結果となりました。この時期は行楽シーズンや運動会などで、お弁当を作る機会が増えるため、注意が必要です。
調査において、お弁当作りにおける食中毒対策を意識していると答えた方はわずか32%。なんと63.7%の人が「気をつけているが自信はない」と回答していました。つまり、多くの方が食中毒リスクを理解している一方で、具体的な対策には不安を抱えていることがわかります。
食中毒対策のポイント
1. 基本は「おかずを冷ましてから詰める」
温かいおかずをそのまま詰めてしまうと、蒸気がこもり水分が付着し、細菌が繁殖する危険性が高まります。バットなどに広げて冷ますことを心がけましょう。
2. 卵料理は十分に加熱する
お弁当に欠かせない卵焼きやゆで卵は、しっかり加熱することが重要です。特に半熟にするのは避け、十分に加熱することで、細菌感染のリスクを防ぎましょう。
3. ミニトマトはヘタを取り除いて
人気の副菜、ミニトマトをそのままヘタ付きで入れるのはNGです。ヘタには細菌が残りやすいので、必ず取り除いてから使用しましょう。
4. チャーハンや炊き込みご飯は避ける
温かいご飯も気をつけましょう。特に具材から出る水分が原因で細菌が繁殖しやすくなるため、なるべく避けた方が良いでしょう。
安全に楽しむために
『デリッシュキッチン』の副編集長であり、管理栄養士の斎藤香織さんは、「衛生管理が重要な季節になるので、食中毒リスクを減らすために、お弁当の詰め方や保存方法をしっかり学ぶことが大切です」と語っています。
持ち運ぶ際の保冷剤や保冷バッグの活用、そして職場に冷蔵庫がある場合は必ず冷蔵庫に保管することを忘れずに実施することが求められます。これからの季節、少しの注意が食中毒からあなたを守ります。
お弁当作り学びを深めよう
「デリッシュキッチン」では、これらのポイントを動画でも詳しく解説しています。初心者から上級者まで、すぐにマネできるお弁当作りのテクニックを学ぶことができるため、ぜひチェックしてみてください。美味しくて安全なお弁当作りを楽しむために、今年の春から夏にかけてしっかりと準備を整えましょう!