LUSH、商品名変更で多様性をアピール
英国発のナチュラルコスメブランドLUSH(ラッシュ)が、多様性や公平性、包摂性を強調するために、人気のバスボムの商品名を変更しました。新たな名前『ダイバーシティ』『エクイティ』『インクルージョン』は、LUSHのブランド哲学を体現し、限られた期間での販売が予定されています。これにより、消費者に多様性の必要性を強く印象付けることが目的です。
商品名変更の背景
近年、アメリカでは「Don't Say Gay」法など、さまざまな人権に対する侵害が続いています。これにより、DE&I(多様性・公平性・包摂性)関連のプログラムが縮小される動きも見られています。LUSHは、このような状況に対抗するために、言葉そのものが世の中から消えないように留意しています。
LUSHが3種のバスボムの名称を変更することによって、DE&Iに対する新たな意義を消費者に伝えようと努めています。LUSHは、2025年1月に約200店舗とオンラインストアで新しい商品名での販売を開始する予定です。
商品名とその特長
ダイバーシティ(旧:サーマルウェーブス)
- - 価格:¥1,180(税込)
- - みんなちがって、だからこそ面白い。
- - カラフルな渦まきが水面に広がり、まるでアートのようなバスアートが楽しめるバスボムです。香りはチャンパカアブソリュートとオーガニックスイートオレンジオイルがブレンドされています。
エクイティ(旧:桜日記)
- - 価格:¥850(税込)
- - みんなで一緒に進もう。
- - 桜を題材にしたフローラルな香りで、新しい季節の訪れを祝います。ミモザやジャスミンエキスに、レモンオイルが加わり、穏やかな春の香りが楽しめます。
インクルージョン(旧:アメリカン・クリーム ボム)
- - 価格:¥850(税込)
- - みんながいるから、もっと楽しい。
- - 長年愛されている「アメリカン・クリーム」の香りに似ており、バニラ果実エキスとベンゾインエキスが入っています。
LUSHのDE&Iへの取り組み
LUSHは創立以来、社会正義に向けた取り組みを行ってきました。2012年からはLGBTQ+コミュニティの権利擁護や、同性婚の法案応援活動に加え、企業としてのあり方やビジネス手法についての倫理観を大切にしています。2020年には、より多くのリソースを投入し、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンに関するプログラムを強化しました。
また、全社員を対象にしたDE&I教育イベントや、管理職を対象としたトレーニングや対話の機会も設け、社内のコミュニケーションを活発化させています。
企業の未来と希望
LUSHの目指す姿は、全ての人々が共に生き、力を合わせることでより包括的な存在となることです。彼らの取り組みは、言葉の可視化を進め、社会をよりよい方向へ導く一助となるでしょう。商品名変更からもその意図が伝わってきます。
LUSHについて
LUSHは、自社で作るスキンケアやバス製品を通じて、ユーザーの健やかさをサポートすることを大切にしています。エシカルでサステナブルな企業運営を行うことで、未来の世代により良い地球を残すことを目指しています。商品の詳細は、LUSHの公式サイトやオンラインストアからも確認できます。