日本の文化と教育を見つめ直すラジオ「日暮里ゼミナール」
各種の専門や背景を持つゲストが登場するラジオ番組「日暮里ゼミナール」。その22回目のゲスト、鈴木鉄平さんが率いる「青果ミコト屋」に焦点を当てています。鈴木さんの言葉には、食への情熱と、消費者と農家を繋ぐ架け橋になりたいという強い思いが詰まっています。
鈴木鉄平さんのバックグラウンド
鈴木さんは1979年、モスクワで幼少期を過ごし、日本へ帰国後は横浜に定住。2010年に友人と共に「青果ミコト屋」を立ち上げ、10年間の活動の後、横浜で実店舗をオープンしました。この店は、規格外の野菜やロスになる食材を活かしており、持続可能な食文化の促進にも乗り出しています。
番組のテーマと鈴木さんの教え
「日暮里ゼミナール」は、参加者が互いの経験や思想を共有し、自分自身の成長に繋げることを目的としています。その中で鈴木さんは「自分が欲しくないものを売っても、心の満たされ方は得られない」というリアルな体験談を交えながら、農業と消費の在り方について語っています。この考えが、彼の事業や活動理念にはっきりと反映されています。
食への目覚めと旅の影響
鈴木さんの食への関心が芽生えたのは、バックパッカーとしての旅が影響しています。ヒマラヤでの経験を通じて、彼は現地の人々から一つのリンゴを分けてもらうきっかけを得ました。このリンゴが、彼の食への価値観を大きく変えたのです。
青果ミコト屋の理念
「青果ミコト屋」は、単なる八百屋ではなく、消費者と農家を結ぶ新たな流通の形を模索しています。後編では、具体的なコンセプトや直面する課題についてさらに掘り下げる予定です。鈴木さんの熱意には、多様な職業の仲間と共に立ち上げようとするスクールへの展望も含まれています。
未来へのビジョン
鈴木さんは今後、耕作放棄地の利用や農業志望の若者を繋ぐ場を作りたいと語っています。また、国産の種から育てた野菜を扱うことを目指し、農業の持続可能性についても積極的に取り組んでいく意向を示しています。彼のビジョンの背景には、農業を通じて人々に「豊かさ」を提供したいという思いがあるのです。
ラジオ配信について
鈴木さんのゲスト回は前編が2025年3月21日、後編が4月4日に配信される予定です。詳しい配信先は
こちらです。ぜひ皆さんもお聞き逃しなく!
鈴木鉄平さんのSNS
より深い理解を深めるために、彼の活動を通じて日本の農業や消費について考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。