音楽を通じて健康を促進するチャリティコンサート
日本オストミー協会川崎市支部が主催する「チャリティコンサート」が、2025年10月24日にエポックなかはらホールで開催されます。このイベントは、オストメイト(人工肛門または人工膀胱保有者)の生活の質を向上させる活動の一環として企画されました。特に「音楽に触れて健康になろう」をテーマに、音楽を通じて健康プロモーションを行います。
オストミー協会は、オストメイトを中心に約5000名の会員を持ち、全国に約22万人のオストメイトがいるとされています。協会は、「ピアーサポート」と「エンパワーメント」を新たなビジョンとして掲げ、困難な状況でもお互いに支え合い、勇気づけることでより良い社会を目指しています。この理念に基づき、誰もが健康で安心して暮らせる社会の実現を目指し、様々な活動を行っています。
コンサートの詳細
このコンサートでは、オストメイトの大西雄二さん(コントラバス)と大西ますみさん(左手のピアノ)が出演します。両者は、それぞれの視点から命の力強さを、音楽を通じて表現します。コンサートは昼の部と夜の部があり、各部にミニ講座「オストメイトを知ってますか」(仮)も用意されており、参加者はオストメイトについての理解を深める機会を得ることができます。
開催概要
- 昼の部:14:30開場、15:00ミニ講座、15:45コンサート
- 夜の部:18:30開場、19:00ミニ講座、19:45コンサート
- - 会場:エポックなかはらホール(JR南武線「武蔵中原駅」徒歩1分)
- - 入場:無料、予約不要(全席自由、900席)
- - 特別対応:車椅子席の用意、盲導犬同伴可能
音楽と障がい
大西雄二さんは、偶然の出会いからコントラバスに魅了され、日本全国で活動をしています。2017年に膀胱がんを経験し、オストメイトとなられた彼が、今は「できることを見つけて、前向きに生きる大切さ」を音楽で伝えています。大西ますみさんも、脳出血を克服後に左手での演奏活動を始め、多くの人に感動を与えています。彼女は自らの経験を通じて、「障がいがあってもできることは必ず見つかる」と励ましのメッセージを送ります。
特別企画
さらに、気鋭の作曲家・平本正宏氏による新曲がこのコンサートで初演される予定です。新曲は、左手のピアノとコントラバスを用いた作品で、この音楽を通じて新たな感動と発見をお届けします。
みんなでつなげる未来
「チャリティコンサート」では、参加者が音楽を通じて健康を感じ、障がいについて理解を深めることができる機会を提供します。オストメイトの方々だけでなく、誰でも楽しめる内容になっています。
今後も日本オストミー協会川崎市支部では、12月21日や来年2月14日にもサロンを開催し、より多くの人々にオストメイトについて知ってもらい、交流できる機会を設けています。障がいを持つ方が心安らかに生活できる社会の実現に向けて、一緒に力を合わせて頑張りましょう。
参加方法と寄付について
入場は無料ですが、活動の趣旨に賛同いただける方からの寄付も大歓迎です。寄付は、オストメイトやその家族が安心して暮らせる社会作りに寄与します。皆様の温かいご支援をお待ちしています。
詳しい情報やご質問は、日本オストミー協会川崎市支部事務局(電話:090-1211-1224、メール:shihoyuka2100833@ae.auone-net.jp)までお気軽にお問い合わせください。