YSL BEAUTYが発表した「REWILD OUR EARTH」プログラムの概要
YSL BEAUTYは、持続可能な未来へ向けての大きな一歩を踏み出しました。新たに導入されるプログラム「REWILD OUR EARTH(地球環境の再生)」により、同ブランドは、2030年に至るまでおよそ5万ヘクタールの地域での生物多様性の保護を目指します。このプログラムは、カリブ海に位置するセントビンセントおよびグレナディーン諸島に焦点を当て、その地の生物多様性を支えることにあります。
「REWILD OUR EARTH」の目的
このプログラムは、地球温暖化や過剰な環境利用によって危機に瀕している自然環境の再生を目的としています。現在、地球上の約75%の自然環境が衰退しており、100万種を超える生物が絶滅の危機にあります。YSL BEAUTYは、2030年までに約10万ヘクタールの荒野を保護し、深刻な地域における生物多様性の保護を推進する計画をもっています。
自然へのコミットメント
YSL BEAUTYの地球環境への取り組みは、創業者であるイヴ・サンローランからの自然への愛と誓いに基づいています。このプログラムは、2017年にモロッコのウリカ渓谷でスタートし、これまでにハイチ、マダガスカル、インドネシア、カナダ、バハマ、コロンビアなどで多くの地域再生や保護活動を実施してきました。今年は新たにセントビンセントでのプログラムを開始します。
NGOとの協業
「REWILD OUR EARTH」は、広く知られるNGO「Re:wild」との提携によって実施されます。Re:wildは、500以上のパートナーと連携して世界中の生物多様性を保護する取り組みを行っています。彼らは、気候変動と生物多様性の喪失に直面し、陸域と海域の両面でリスクにさらされている種や生息地に的を絞った保護活動を展開しています。
プログラムの具体的な取り組み
YSL BEAUTYは、これまでに「REWILD OUR EARTH」プログラムを通じて、50,950ヘクタールを超える危機に瀕した生態系を再生し、71万本以上の木を植樹してきました。2024年末までに10万ヘクタールのうちその50%以上の成果を上げることを目指しています。
特に注目すべきは、セントビンセントでの取り組みです。ここでは、絶滅の危機に瀕しているセントビンセントのブラックスネークの生息地再生に向けた初期計画が進められており、2025年には地域の専門家と協力して本格的な回復計画が策定される予定です。
さらに、バハマではホワイトケイツチイグアナの救済に向けた包括的な計画が進行中で、地域の保護活動を強化する研修や監視技術の導入が行われています。これにより、絶滅の危機にある種々の動植物が守られることが期待されています。
今後の展望
この通り、YSL BEAUTYの「REWILD OUR EARTH」プログラムは、サステナブルな社会の実現に向けた重要なステップとなっています。ブランドは2030年までに環境への負荷を大きく削減し、自らの美しさと持続可能性を両立することを目指しています。私たちも、地球の未来を考えた行動を取ることが求められるでしょう。
詳細については、
YSL BEAUTYの公式サイトをご覧ください。