バルカン室内管弦楽団
2025-05-12 14:08:37

『奇跡のコンサート』バルカン室内管弦楽団が描く平和のハーモニー

音楽を通じた平和のメッセージ──バルカン室内管弦楽団が来日



2025年、世界が注目する中、バルカン室内管弦楽団が来日を果たしました。今回の公演『World Peace Concert 2025』は、音楽を通じて平和を築こうとする意義深いイベントです。特に、バルカン半島の紛争を乗り越えた彼らの演奏からは、響きわたる友情と理解のメッセージが込められています。

奇跡のコンサートとは?



「奇跡のコンサート」と称される2009年の演奏会は、コソボ北部のミトロヴィッツァ市で実現され、対立する民族間の壁を越える試みとしても知られています。この公演はBSテレ東のドキュメンタリーとしても放映され、高校の教科書にもその重要性が掲載されました。バルカン室内管弦楽団は、この歴史的な瞬間を実現した日本人指揮者・栁澤寿男の手によって設立されました。彼の指導のもと、オーケストラは戦後80年という節目の年を迎え、再び日本の舞台で演奏することができます。

今回は、アルバニア共和国、北マケドニア共和国、コソボ共和国、セルビア共和国、ブルガリア共和国から総勢23名のメンバーが来日し、日本のアーティストと共に新たなハーモニーを生み出します。

熱気あふれる合同練習



来日したメンバーは、早速翌朝から小学校の体育館で合同練習を開始しました。会場は、窓ガラスが曇るほどの熱気に包まれ、緊張感の中にも和やかな空気が流れていました。日本人アーティストたちは「日本人同士では出せない音楽的会話がある」と感想を述べており、参加者たちの間では積極的に自分の個性を出すアグレッシブな演奏が光っていました。音楽の中で「お腹が空いた」や「そろそろ休憩かな」といった感情がひしひしと伝わってくるのは、非常に興味深い体験です。

多彩なプログラムとメンバーの思い



公演では、クラシックの名曲を含めるだけでなく、バルカン室内管弦楽団のテーマ曲ともいえるコソボ作曲家の作品や、映画音楽に挑戦する新たなプログラムも用意しています。音楽を通じて感情が表現される瞬間を、ぜひ体験してほしいと思います。コソボのメンバーであるバキ・ヤシャリさんは「音楽を通じて平和を築くことを目指している。そして、広島や長崎からのメッセージを伝えたい」と熱い思いを語っています。

また、コンサートマスターのアナ・イヴァノヴァさんは「新しいアイデアの交換や技術の習得は、音楽家としての成長に繋がる」と述べ、多くのエネルギーを受け取ることに楽しみを見いだしています。

未来へのメッセージ



設立から何度も来日しているヴァルボン・ハジベチリさんも「音楽の力こそが私たちの国や世界をつなぐ」と信じています。世界情勢が変化し続ける今だからこそ、音楽が持つ力を実感する必要があります。

2025年には、清冽な音楽が流れる中で彼らのメッセージを感じ、新しい出会いや発見に満ちた旅が待っています。この機会に、ぜひ彼らのパフォーマンスを観にいらしてください。

公演の詳細



バルカン室内管弦楽団の来日公演は、2025年5月15日から22日にかけて行われます。各地域での公演は多彩なプログラムが盛り込まれているため、ぜひ全日程をコンプリートして、彼らの音楽の力を体感してください。詳細は以下のリンクからチェックできます。


音楽が持つ力を生で感じ、心に響くひとときを一緒に過ごしませんか?


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