台湾最大の回転寿司チェーンの革新
台湾の回転寿司チェーン「Sushi Express」がデイブレイク株式会社の特殊冷凍機、「アートロックフリーザー」を導入しました。今回の導入は、Sushi Expressの新たなオペレーション体系を確立する一環で、特にその冷凍技術が注目されています。
Sushi Expressの成り立ちと市場
Sushi Expressは台湾および世界の多くの地域で店舗を展開し続けており、約360店舗の台湾国内、全体では670店舗を要するアジア最大規模の寿司ブランドです。創業から30年以上、人々に親しまれる存在として、寿司文化を広めてきました。
この度、Sushi Expressはセンターキッチン式の方法を取り入れることで、質の高い寿司をより効率的に提供できるよう新たな取り組みを開始します。これは、人気のノルウェー産サーモンなどの寿司ネタを一括して調理し、冷凍して店舗へ配送するものです。これにより、食材のロスを削減し、店舗での調理時間を短縮することが期待されています。
アートロックフリーザーの導入
アートロックフリーザーは、食材の特殊冷凍技術を駆使しており、通常の冷凍方法では難しい新鮮さを維持する効果があります。イメージとしては、冷凍する際に氷結晶が小さく作られることで、食材の細胞が壊れず、旨味成分が失われることを防ぎます。この性能は、わずかな時間で状態を維持し、美味しさを損なわないように設計されています。
Sushi Expressでは、この冷凍機を用いることで、メニューの約半数を占めるサーモンの品質を高いレベルで保ち続けることができると期待しています。導入後のテストでは、関係者により生と冷凍品の識別ができないほどの高評価を得ており、これが決定的な要因となったのです。
未来の展望
今後Sushi Expressは、3年から5年以内にセンターキッチンを本格運用する計画を持っています。この新システムが機能することで、店舗運営や物流においてのテストも行われ、その結果をもとに店舗数を拡大する考えです。また、スーパーマーケットへの新たな冷凍サーモン販売の計画も視野に入れています。
デイブレイク株式会社は、特殊冷凍機に特化した日本唯一の企業として、食材の適切な保存を通じて食品業界が直面する課題を解決しています。この新たな取り組みは、品質を保ちながら売上の向上を図り、業界全体に新たな価値を提供することでしょう。
デイブレイクと特殊冷凍技術
デイブレイクは、2013年に創業し「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」をミッションに掲げています。特殊冷凍技術は、食品の保存方法に革命をもたらしました。2700社以上が導入しており、食品業界からの厚い信頼を得ています。これからも、Frozen as a Service®(FaaS®)の提供を通じて、食品流通における新たな挑戦を続けていくとしています。
Sushi Expressとデイブレイクの提携は、これからの食文化や飲食業界の未来を先取りするものとして、多くの業界関係者の注目を集めています。