ファミリーマートが推進するサマータイムでの新しい働き方とその成果

ファミリーマートが取り組む「ファミマサマータイム」

株式会社ファミリーマートは、2025年7月16日から9月15日までの約2ヶ月間、4年目となる「ファミマサマータイム」を実施することを発表しました。この取り組みは、社員の働き方改革を促進し、業務の効率化を図るもので、同時に節電にも貢献することを目的としています。

メリハリ勤務による業務効率化

昨年度の実績をもとに、ファミリーマートでは、早朝からの業務開始を通じて、社員一人ひとりがより効率的に働くことを促しています。具体的には、通常の勤務時間が9時から17時30分のところ、サマータイム実施中は8時から16時30分までとなります。この変更により、社員は明るい時間に仕事を始め、労働時間が短縮されるというメリットがあります。

さらに、労働時間の短縮に伴い、社員に余暇時間が増えることが期待されています。この取り組みが進むことで、家庭やプライベートとの両立も実現しやすくなります。

昨年度の成果と社員の意識変化

ファミマサマータイムは昨年度も行われ、その結果、社員の働き方に変化が見られました。サマータイム実施後のアンケートによると、25.7%の社員が「残業時間が減った」と回答し、前年よりも3.3ポイント増加しました。一方で、「残業が増えた」と答えた社員は20.4%で、こちらは前年よりも4.9ポイント減少しています。

また、社員からは「余暇時間が増えた」とする声や「通勤ストレスが減った」との意見も寄せられ、働き方の改善が実感されているようです。このような意識の変化は、今後も業務効率化に向けた取り組みを加速させる要因となります。

節電への取り組みとその効果

ファミリーマートは、社内照明をはじめとする電力使用時間の短縮にも注力しています。昨年度の実施時、影響はあったものの、サマータイム期間中の電気使用量は前年比で微増したものの、通常期間と比較すると増加率は抑えられました。特に、時間外の空調使用量は前年比80%未満に抑えられ、社員の節電意識が高まっていることがうかがえます。

このサマータイムの取り組みを通じて、ファミリーマートは地域とともに成長し、お客様との絆を深めていきます。「あなたと、コンビに、ファミリーマート」とのキャッチフレーズのもと、今後もなくてはならない存在として、持続可能な社会を目指して頑張っていきます。