音楽で繋がる「共に生きる」社会を体感しよう!横浜のコンサート
1. 「ミュージック・イン・ザ・ダーク®」の魅力
2024年に行われる音楽イベント「ミュージック・イン・ザ・ダーク®」は、視覚の障がいを持つ演奏家と持たない演奏家が共演する特別なコンサートです。このイベントでは、全ての照明を消し、暗闇の中で聴くことの新たな体験を提供します。演奏者も観客も、視覚以外の感覚を使って音楽を楽しむことが求められます。この独自の演出により、音楽が持つ力を改めて感じることができるでしょう。
この取り組みは、2015年に東京藝術大学がスタートさせた「障がいとアーツ」の一環として始まり、これまでに横浜みなとみらいホールで5回の公演を行ってきました。音楽を通して視覚障がい者の社会参加を促進し、相互理解を深めることが重要視されています。
2. 出演する実力派アーティストたち
公演には、尺八奏者である藤原道山が率いる尺八アンサンブル「風雅竹韻」が登場します。藤原道山は、2025年にデビュー25周年を迎える実力派で、彼の音楽は多くの人に感動を与えています。加えて、視覚障がいを持つ箏の澤村祐司やソプラノの小汐唯菜、そして新たに加わったパーカッションの神田佳子が共演します。
この日は《アメイジンググレイス》や《紅薔薇(べにそうび)》など、聴き応えのある多彩な楽曲を楽しむことができます。その演奏は一夜限りの特別なコンサートであり、必見です。
3. 視覚障がい者のためのサポート体制
本公演では、視覚障がいを持つ方々に向けて様々なサポート体制が用意されています。「鑑賞ガイド」では、コンサートの前に楽器に触れる体験や演奏についてのガイダンスを行います。また、音声コード付きプログラムや点字プログラム、大文字プログラムなど、多様な情報提供を通じて、全ての人が音楽を楽しめる環境を作り出します。
4. 公演情報の詳細
- - 開催日: 2026年2月7日(土)15:00開演(14:15開場)
- - 会場: 横浜みなとみらいホール 小ホール
- - 料金: 一般4,000円、大学生・65歳以上・障がい者手帳をお持ちの方3,500円、高校生以下3,000円、ペア券7,000円(障がい者と介助者)
- - 主催: 横浜みなとみらいホール(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団)
- - 予約: インターネット先行予約は10月14日から、一般チケットは10月18日から販売
- - 申込: 横浜みなとみらいホールチケットセンター 045(682)2000
この音楽イベントに参加することで、視覚の障がいについての理解が深まるだけでなく、共に音楽を楽しむことで新たなつながりを感じることができるでしょう。ぜひ、音楽の力で「共に生きる」社会を一緒に体感しましょう!