笑いと絆の舞台
2025-07-20 13:58:17

原爆を乗り越える父娘の絆と笑いを描く舞台『父と暮せば』岩国公演

心に響く舞台『父と暮せば』がついに上演



8月2日、シンフォニア岩国で上演される『父と暮せば』は、井上ひさしの代表作であり、全国でわずか3か所のみで開催される貴重な舞台です。この作品は、戦後の広島を背景に描かれる父娘の絆と、日常に潜むユーモアを優しく語りかけます。

舞台のあらすじ



舞台は、原爆投下から3年後の昭和23年の広島。恋心を抱く2人の登場人物、娘・美津江と父・竹造の物語が交錯します。原爆という重いテーマを背負って生きる美津江は、父と母を失った悲しみから、「幸せになる資格がない」と心に決めています。しかし、そんな彼女の前に突然現れた父・竹造が、彼女の恋を応援する姿には思わず笑顔がこぼれます。まるで恋の後押し団長のような竹造の存在は、観客にも心の温かさを届けます。

観客の声



東京での公演では、来場者から多くの感想が寄せられました。「今の時代だからこそ、前向きに生きる力をもらえる。」「初めて観る作品だったが、ユーモアと戦争の現実を考えさせられた。」など、舞台が持つメッセージが強く響いたようです。実際に観た人々の反応からは、この作品がただの悲劇でなく、観る人に希望を与える力があることがわかります。

こまつ座の魅力



こまつ座は1983年に井上ひさしが立ち上げ、以来彼の作品を中心に数多くの舞台を上演しています。『父と暮せば』は、その作品の中でも特に重要な位置づけを持ち、演出は実力派の鵜山仁が手掛けます。本作は、初演から31年を経て新たなキャストでの上演となり、観客に新鮮な感動を提供することでしょう。

出演者のご紹介



今回の舞台には、父・竹造役に松角洋平、娘・美津江役に瀬戸さおりが出演します。松角は長崎生まれであり、被爆3世という経歴が、竹造役に深い感情を与えています。また、瀬戸も多くの舞台での実績を持ち、見事な演技力で観客を惹きつけます。

公演情報



『父と暮せば』の岩国公演は、2025年8月2日(土)にシンフォニア岩国で行われます。全席指定席で、一般4,000円、25歳以下の学生は2,000円というリーズナブルな価格設定も魅力です。多くの方に観ていただきたい作品なので、まだチケットの購入が未だの方は、早めのご予約をお勧めします。

お問い合わせ



シンフォニア岩国の連絡先は、0827-29-1600です。詳細な情報は、公式ウェブサイトをご確認ください。

終わりに



原爆という重いテーマを軽やかなタッチで描いたこの作品は、観る人に様々な感情を呼び起こします。笑い、涙、そして心の温かさを感じられる『父と暮せば』は、多くの人に見ていただきたい特別な舞台です。ぜひご来場ください。


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