三河の伝統を守り抜く!いが饅頭の魅力と老舗の挑戦
愛知県三河地方には、ひな祭りの時期になると食卓に登場するユニークな和菓子があります。それが「いが饅頭」です。この伝統的なお菓子は、米粉で作られた皮であんこを包み、その上に三色の米粒をのせるという特徴があります。色とりどりで美しいいが饅頭は、三河特有の風習として、家族が子どもの健康や成長を願う気持ちを込めて作られてきました。
いが饅頭の魅力とその意味
いが饅頭の三色の米にはそれぞれ意味があります。まず、桃色は桃の花を象徴し、魔除けの効果があるとされています。黄色は菜の花で、豊作を願ったもの。最後に緑色は新芽を象徴し、生命の力を意味します。これらの色は春の訪れを祝うだけでなく、家庭の温かい祈りが込められているのです。
しかし、現代においては家庭で郷土菓子を手作りする機会が減り、「いが饅頭」を知らない若い世代が増えている現状に、老舗の和菓子店「お亀堂」は危機感を抱いています。地域の文化は静かに消えつつあり、そんな中、彼らは伝統の味を守り続ける決意をしています。
お亀堂の努力と取り組み
株式会社お亀堂は、創業70年以上の伝統を持つ和菓子店です。代表の森貴比古氏は、「いが饅頭は単なる和菓子ではなく、三河の春そのもの」と語ります。彼らは、この地域の伝統を次世代に受け継ぐために、いが饅頭の製造・販売を行っており、その数はひな祭りのピーク時にはなんと1日1万個以上に達します。これは三河地方でも最大規模の供給量であり、地域の文化を守るための重要な役割を果たしています。
製造過程では、国内産の高品質な米粉を用い、その後、手作業で三色の米をのせる工程も大切にしています。こうしたこだわりは、もっちりとした食感と米本来の甘さを引き出す要因となっています。お亀堂では、精一杯の手間をかけておいしいいが饅頭を作り続けることで、多くの人々に愛される存在となっています。
地域の子どもたちへ
さらに、彼らは地元の保育園や幼稚園にもいが饅頭を提供し、子どもたちが「自分の町の味」を知る機会を増やしています。地域文化を次世代に伝えるこの取り組みは、多くの家庭にとっても特別な意味を持ちます。
まとめ
いが饅頭は、春を告げる三色の和菓子として、ひな祭りに欠かせない存在です。多くの家庭でこの伝統的な品を味わうことで、地域の文化を次世代へつないでいくことができるのです。愛知県三河地方の春を象徴するこの和菓子を、ぜひご家庭でも楽しんでみてはいかがでしょうか。
- - 商品名: いが饅頭
- - 価格: 280円
- - 販売場所: 東三河のお亀堂直営店各店
お亀堂の情報