黒豆の普及活動
2025-12-22 13:53:20

フジッコ株式会社が目指す和食文化の継承と黒豆の普及活動

フジッコ株式会社が目指す和食文化の継承と黒豆の普及活動



日本の食文化が広がり、受け継がれていくことが求められる時代に、フジッコ株式会社が新たな一歩を踏み出しました。黒豆製品市場のリーダーである同社は、黒豆の普及を目指すと同時に、和食文化の継承に向けたCSR活動を強化しています。この度、12月に放映予定の新しいTVCMにおいて、従来の商品の宣伝から脱却し、社会的意義の高い内容に転換することを発表しました。

CSR活動の方針転換


フジッコが掲げるパーパス・ビジョンには『5つの健康』が明記されており、その中の『健康提供』と『健康社会』を実現するために、日本の食文化を支える「黒豆」を積極的に推進しています。特に、黒豆が持つ栄養価の高さを再認識させることが重要であると考えています。こうした背景から、黒豆の普及啓発や和食文化の継承活動に特に力を入れているのです。

『黒豆奉納式』の開催


2023年には、江戸時代に篠山藩から黒豆が徳川幕府に献上された歴史を取り入れ、新たに『黒豆奉納実行委員会』を立ち上げました。この活動の一環として、上野東照宮において、初代将軍家康公や八代将軍吉宗公、さらに十五代将軍慶喜公が祀られている場所での奉納式が行われました。今年の奉納式では、俳優の松平健氏も参加し、黒豆を取り扱う「黒豆鞘とり」が実施されるなど、地域の食文化を再評価する素晴らしいイベントとなりました。

TVCMの内容と放映について


新たに放映されるTVCM『フジッコ丹波黒「和食文化継承」篇』は、これまでの宣伝手法を一新し、CSR活動を大テーマとした内容にリライトします。このCMでは、個々の商品のプロモーションは行わず、黒豆という食材の持つ普遍的な価値にフォーカスを当てています。放映期間は12月25日から31日まで、全国の主要地域での放映が予定されています。

和食文化継承への取り組み


和食がユネスコの無形文化遺産に登録されてから10年が経過し、その存続が危ぶまれる中、フジッコは食育活動を通じて日本の食文化を守る意義を強く感じています。特に、現代人に不足しがちな栄養素を含む豆類や昆布を軸にした食事教育を行っています。これにより、食文化の保護はもちろん、栄養バランスの改善にも貢献していきます。

未来に向けた展望


2024年からは新たに小学校中高学年向けの副教材を開発・配布する計画も進行中です。これは、未来の世代が日本の食文化を理解し、それを大切にしていくための重要な一歩となるでしょう。また、食育を通じ、子どもたちが健やかに成長できる環境を提供していく考えです。全世代に向けた情報提供を通じ、さらなる啓発を促進し、将来的には小学4年生の約5%にリーチすることを目指します。

まとめ


フジッコ株式会社の取り組みはただの食材の提供にとどまらず、日本の食文化の将来を見据えた大切な活動です。黒豆を通じて、和食の大切さを再認識し、次世代へとその価値を継承するための努力は、今後ますます重要となるでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: 黒豆 和食文化 フジッコ株式会社

トピックス(ライフスタイル・カルチャー)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。