神戸市のSDGsキャンペーンが衣料品の回収を開始
2025年1月10日(金)から神戸市には新しい社会貢献活動が始まります。それは、株式会社ワールドによる『ワールド エコロモ キャンペーン』と神戸市SDGsの連携による、衣料品回収の取り組みです。このキャンペーンは、78日間にわたって神戸市営地下鉄の13駅に設置された回収ボックスを通じて、不用となった衣料品を集め、そのリユースとリサイクルを目的としています。
キャンペーンの目的
このエコロモキャンペーンの主な目的は、神戸市における資源循環型社会の構築です。回収された衣料品は、再利用やリサイクルを行い、その売却益を神戸の子どもたちの支援に充てる計画です。現在、神戸市では衣類の廃棄率が約68%に達しており、リサイクル率を高めることは、地域全体の持続可能な発展にとっても重要な課題となっています。
回収の場所と時間
参加者は、神戸市営地下鉄の以下の13の駅で衣料品の回収が可能です。回収ボックスの設置場所は、三宮駅、湊川公園駅、新長田駅、板宿駅、妙法寺駅、名谷駅、学園都市駅、西神南駅、西神中央駅、三宮・花時計前駅、ハーバーランド駅、和田岬駅の合計13駅です。回収は、月曜日から日曜日まで毎日行われます。
対象となる衣料品について
回収ボックスには、リユース可能な衣料品を1点から投函可能で、ワールド製以外の衣類も対象です。ただし、生活雑貨や下着類、靴下などは対象外となるため、注意が必要です。また、返却ができないため、ある程度洗濯した状態で持参することが推奨されています。
環境への意識の向上
神戸市民が日常的に利用する交通機関で衣料品回収を行うことで、地域住民のエコ意識が高まることが期待されています。市民がこの取り組みに参加することで、環境に対する責任が向上し、持続可能な社会の形成に寄与するのです。
高齢者支援と地域貢献
回収された衣料品は、高齢者の就労支援に繋がり、パートナー企業と協力して進められます。また、これまでにワールドグループは、2009年からエコロモキャンペーンを行い、1816万点以上の衣料品を回収し、収益を子ども達の支援活動に寄付してきた実績があります。
まとめ
この『ワールド エコロモ キャンペーン×神戸市SDGs』は、環境問題と地域の未来を考える重要な取り組みです。神戸市の皆さんもこのキャンペーンに参加し、衣料品を通じた地域貢献に力を合わせることで、より良い未来を創造していきましょう。