村上農園の快進撃、月間売上12億円を達成
広島を拠点にする株式会社村上農園は、2025年9月の月間売上で過去最高の12億1,600万円を達成しました。この成果は、健康ニーズの高まりを受けてのもので、特に「ブロッコリー スーパースプラウト」の需要が顕著です。昨年同月比で114%の売上増を記録し、健康志向の消費者からの支持を得ています。
健康を支えるスプラウトの魅力とは
村上農園が提唱する「ブロッコリー スーパースプラウト」は、発芽したばかりのブロッコリーの新芽です。この野菜には、抗酸化作用や解毒力を引き出す有用成分「スルフォラファン」が豊富に含まれています。健康志向が高まる中、スルフォラファンは特に注目されており、最近の研究では「超硫黄分子」を豊富に含む食材としての特性が明らかになっています。
スプラウトと豆苗の人気
スプラウトだけでなく、村上農園のもうひとつの人気商品である「豆苗」も、安定した価格と栄養価から高い評価を受けています。豆苗は、えんどう豆の若い葉と茎からなる緑黄色野菜であり、調理後には根を水に浸けることで再収穫が可能な「リボベジ」としても知られています。
高成分野菜の需要の背景
今年に入ってからは気候変動による野菜価格の高騰が続いており、スプラウトやもやしなど、工場で生産される野菜への需要が増加しています。これに伴い、村上農園は安定した価格で高い栄養価を誇る野菜を提供し、家庭の健康をサポートする役割を果たしています。
独自の研究と開発
村上農園では、米国ジョンズ・ホプキンス大学のポール・タラレー博士と提携し、高濃度のスルフォラファンを含む発芽野菜の独占生産を行っています。「ブロッコリー スーパースプラウト」は、発芽から3日目のブロッコリーを使用しており、栄養成分の含有量は成熟したブロッコリーの20倍以上。多くの消費者がこの特性を求め、健康維持に役立てています。
今後の展望
村上農園は「選ぶ理由のある野菜」を掲げ、今後も市場ニーズを反映した商品開発を行っていく計画です。明るい未来を見据え、健康に配慮した野菜を全力で提供し、地域の農業活性にも寄与していきたいと考えています。
会社概要と事業展開の展望
1978年に設立された村上農園は、高成分野菜やマイクロハーブの生産に特化しています。広島を中心に全国各地に生産センターを展開し、東京や名古屋にも営業所を構えています。地域協力とともに健康的な食材を全国に届ける活動を続けています。
健康ニーズが高まる中、今後の村上農園の動きから目が離せません。