和ごはんプロジェクトの新たな展開
最近、株式会社エブリーの取締役であり、デリッシュキッチンカンパニーの長である菅原千遥さんが、農林水産省が実施している「Let’s!和ごはんプロジェクトの見直しに関する懇談会」の委員に選ばれました。この懇談会は、和食の知識や技術を多世代に広め、より多くの人々に健康的な食文化を届けることを目的としています。
和ごはんプロジェクトの目的とは?
和ごはんプロジェクトは、平成30年度からスタートし、「身近で手軽に健康的な和食を食べる機会を増やす」ことを目指しています。この取り組みは、特に子供たちや子育て世代を主なターゲットに据えて進められてきましたが、最近の調査では「簡単で手軽な和食」を求めるニーズが幅広い世代に広がっていることが明らかとなりました。そこで、若者、シニア世代、単身世帯などの新たなターゲット層に向けた活動が必要とされています。
本懇談会は、その具体的な方策をさまざまな観点から検討する場であり、官民が協力してこのプロジェクトをさらに発展させるための重要なステップといえます。
菅原千遥氏の役割とデリッシュキッチンの強み
菅原氏は、デリッシュキッチンの運営において管理栄養士監修のレシピ動画を多く配信している経験を持ちは、和食レシピも23,000本以上を提供しています。これにより、伝統的な食材や調理法を大切にしながらも、現代の生活スタイルに合った簡単で美味しいレシピ作りを推進しています。この背景をもとに、SNSや動画配信などのレシピメディアならではの知見を活かして、より多くの世代への和食の継承活動に貢献する意向を示しています。
懇談会の構成メンバー
懇談会の委員には、著名な専門家たちが集まっています。たとえば、武庫川女子大学の藤本勇二教授や、一般社団法人和食文化国民会議の副会長である後藤加寿子さんなどです。また、日本ガストロノミー協会の柏原光太郎会長、日本食生活協会の田中久美子会長など、多様な視点を持つメンバーが揃っています。
今後の展望
プロジェクトの効果を高めるためには、若者だけでなく、幅広い世代にアピールできる和食のプロモーションが不可欠です。この挑戦に対して、菅原氏はデリッシュキッチンのブランド力を活かし、食の楽しさを伝える施策を展開していくことを決意しています。
菅原氏の取り組みを通じて、私たちの食卓にもっと和の文化が根付くことを期待したいですね。このプロジェクトが、健康的な食生活の普及へとつながることを願っています。