ヘラルボニー、カンヌライオンズでゴールド受賞!
2025年6月、フランス・カンヌで開催された「Cannes Lions International Festival of Creativity(カンヌライオンズ)」で、クリエイティブ企業の株式会社ヘラルボニーが「Glass: The Lion for Change」のゴールドを受賞しました。この快挙は、障害のあるアーティストが描くアートによって、全ての人がその人らしく生きられる社会を目指す企業の姿勢を表しています。
受賞の報告を受け、岩手県知事の達増拓也氏は、「世界的に名の知れた企業と肩を並べて受賞したことは、非常に意義深い。家族的なコミュニケーションを基にしたヘラルボニーの挑戦は素晴らしい」と称賛の言葉を述べました。ヘラルボニーは、創業から約7年間、地域の支えとともにその理念を発展させてきました。
ヘラルボニーの理念と未来
ヘラルボニーのスローガン「異彩を、放て。」は、クリエイティブな力で障害のイメージを変えることを目指しています。この受賞を機に、さらに多くの人に希望を与えられるよう、今後も活動を続けていく意向を示しています。「私たちが存在することは、周囲の支えなしには成り立たない」と、代表取締役の松田文登氏は語ります。この理念は、家族や地域とのつながりを大切にしながら、世界に挑む姿を描いています。
実際の受賞式では、契約作家である小林覚氏が登壇し、彼の独自のアートスタイルを通じて新しい可能性を提示しました。小林氏は、養護学校での経験を通じて培った独特の表現力を持ち、その作品は多くの人に喜びをもたらしています。
地域と共に進むヘラルボニー
ヘラルボニーは、県民の皆様の支えに感謝の意を表し、地元から新たな文化を育てるための活動を続けるとしています。特設コーナーでは、小林氏の作品を使用した商品も展開され、地元の皆様に向けたイベントも行われるようです。特に、「喜びを、作家と分かち合う。」というテーマのもと、期間限定で作家へのロイヤリティが通常の2倍に設定されるなどの取り組みも行われます。
受賞を記念して、ISAI PARKでは特設コーナーが設けられ、小林氏のアートに触れることができます。高い評価を受けたアート作品や、カンヌでの受賞に関連する展示は多くの人々を魅了することでしょう。盛岡市のISAI PARKにて、6月28日から8月4日まで受賞トロフィーも展示される予定です。
ヘラルボニーの未来への意気込み
ヘラルボニーの成功は、障害を持つ作家たちの力によるものです。150名以上の作家とのパートナーシップを築き上げ、その全てがこの受賞に貢献しました。これからも、「作家ファースト」の精神を持ち続け、地域社会とともに未来を切り開いていく決意を示しています。
岩手県、そして全国の皆様、ヘラルボニーの活動にぜひご注目を。彼らの進化は、必ずや新たな価値を生むことでしょう。折に触れて、彼らのストーリーに触れ、共に未来を見据えて歩んでいきましょう。
ヘラルボニーの詳細情報
公式サイト: ヘラルボニー公式
オンラインストア:
ヘラルボニーオンラインストア
この機会にぜひ、アートや地域に根ざしたクリエイティビティの力を体感してください!