ロート製薬の新採用
2025-12-15 13:32:55

ロート製薬が採用プロセスを一新!エントリーシート廃止の新たな一歩

ロート製薬が新たな「Entry Meet採用」を導入



大阪に本社を置くロート製薬株式会社が、新卒採用において画期的な変更を発表しました。2027年4月入社に向け、従来のエントリーシートによる書類選考を廃止し、代わりに人事担当者との15分間の対話に基づく「Entry Meet採用」を導入します。この新しいプロセスは、2026年1月16日から全国8拠点で提供予定で、求職者と企業が真の相互理解を深めることを目的としています。

背景:生成AI時代における課題認識



ロート製薬がこの新たな採用形式を導入する理由には、生成AIの普及によるエントリーシートの均質化が挙げられます。AI面接も一定の価値を持つものの、従来の書類選考では応募者一人ひとりの本来の個性を十分には捉えられず、選考過程において学生の真の姿を知る機会が失われているという認識が背景にあります。こうした問題に直面し、同社はよりヒューマンな接触を通じた採用の重要性を再認識するに至ったのです。

新しい対話の場「Entry Meet」



「Entry Meet」は、各応募者との対話を最初のステップに据えることで、企業と学生が直接的に価値観やビジョンを確認し合える機会を提供します。この15分間の対話では、服装は私服を推奨し、リラックスした環境でお互いを知り合うことを重視します。参加を希望する学生は、2025年12月15日から必要書類を提出し、エントリー枠を予約することになります。

採用担当者の思い



「Entry Meet採用」を推進する人事担当者は、従来の就職活動が受験のように合格に偏重している状況に危機感を抱いています。そのため、型にはまったエントリーシートを使用した選考法ではなく、対話を通じて学生の本質的な存在を理解していくことが採用において重要であると考えているのです。限られた時間の中でも評価に偏りがない対話を実現する決断をしたことは、より良い採用活動につながると信じています。

より良い未来へ向けた展望



ロート製薬は人財の考え方を重視し、社員が自主的に成長し、会社とともに進化していくことを目指しています。社員の自己目標を経営層に直接伝える「マイビジョンシート」や、社外での兼業、そして最近ではリスキリング制度など、個人の可能性を最大限に引き出すための多様な取り組みを進めています。こうした制度を背景に、新卒定着率は非常に高く、多くの新人が活躍しています。今後も「Entry Meet採用」を通じて、求職者と企業の相互理解を深める新しいアプローチを進め、個々の成長とともに企業が成長し、共にウェルビーイングを実現する社会の形成を目指しています。

ロート製薬の新たな採用の取り組み、「Entry Meet」に期待が高まるこの時代に、就職活動を行う学生たちが自分の個性を最大限に発揮し、適切な企業との出会いを叶えることができるでしょう。


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