台北ファッションウィークSS26がもたらした文化の響き
2025年10月、台北市で開催された「台北ファッションウィーク2026春夏(SS26)」は、11の台湾ブランドによる華やかなショーで幕を閉じました。この一大イベントは、台湾文化部が主催し、松山、華山、大稻埕など多様なロケーションで、各ブランドの個性が引き立つファッションショーが行われました。
台湾ブランドが紡ぐ新たな言葉
各ブランドは「台湾ファッションの新しい言語」をテーマに、卓越したクラフト技術と文化的な深みを表現しました。例えば、
01 WOOMIN(ゼロイチウーミン)は、日本製の半透明素材を使用し、ミニマルな美学を追求。
JENN LEE(ジェン リー)は「紅楼夢」の世界観を取り入れたロマンティックなコレクションを披露しました。これらのショーは、台湾のデザインの可能性を再発見させる素晴らしい機会となりました。
音楽とファッションの融合
フィナーレを飾るクロスオーバーショーは、台北流行音楽センターで行われ、ファッション、音楽、アート、テクノロジーが一体となった新しいエンターテインメントの形を示しました。このショーは「Fashion Romantasy」をテーマに、不安定な時代背景を受けて、心の癒しと創造性の力を感じさせるものでした。
出演者として、韓国俳優の
イ・スヒョクさんも登場し、Dolce & Gabbanaをまとってレッドカーペットを歩き、観客の注目を集めました。
各ブランドの魅力と物語
INFDARK(アイエヌエフダーク)は1980年代の美学を取り入れた多機能ウェアを提案。
Story Wear(ストーリーウェア)は、台湾の伝統と持続可能性をテーマにしたショーを行い、観客を感情の渦に巻き込みました。加えて、
HORSE LAI(ホースライ)は、イタリアンマフィアからインスパイアされた「緋影」をテーマにした作品で、観客の視線を釘付けにしました。
未来を見据えた台北ファッション
11のブランドは、台北のファッションシーンを国際的に発信する重要な役割を果たしました。それぞれのショーが持つストーリーやコンセプトは、台湾の文化や伝統を未来に繋げる架け橋となるでしょう。
このように台北ファッションウィークは、単なるファッションイベントを超え、台湾の魅力を世界に届けるプラットフォームとしての役割を担っています。
全てのショーの模様は、公式YouTubeチャンネルで公開されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
こちらからショーを確認する
開催概要
台北ファッションウィーク2026は、以下の日程で行われました。
- - 会期: 2025年10月16日(木)〜10月20日(月)
- - 公式会場: 松山文創園区
- - 主催: 台湾文化部
- - 公式サイト: tpefw.com
ファッションと文化が交わる活気にあふれた台北の街で、これからも継続的に進化していく台湾のファッションシーンから目が離せません!