新たなスタートを切る女性落語家、露の団姫が改名し五九洛に

新たな風を吹き込む、露の五九洛の挑戦

女性落語家として注目を集めている露の団姫（つゆのまるこ）が、2025年12月13日より「露の五九洛（つゆのごくらく）」に改名することを発表しました。この改名は、彼女の芸歴20年を超える実力と、コメディと仏教の二刀流としての独自性をより深く表現するものです。

改名の背景にある想い

露の五九洛は、古典落語や自作の仏教落語で定評があるだけでなく、天台宗道心寺の住職でもあるという異色の経歴の持ち主。改名の理由は、師匠である露の団四郎が「三代目露の五郎」を襲名したことに由来しています。「五郎の『ご』から始まる名前が良いんちゃうか？」という言葉に刺激を受け、自らの名前に「五九洛」という新たな響きを選んだそうです。

大谷選手に勇気をもらい、笑いの世界へ

「大谷翔平選手の活躍に励まされている」と語る露の五九洛は、周囲からの理解を得られず悩んだ時期もあったと言いますが、その自身の境遇を大谷選手の成功から勇気をもらうことで乗り越えました。彼女は落語と仏教を融合させることで、多くの人々を「笑いの極楽浄土」へ導きたいと意気込んでいます。

特別な落語会で改名を祝う

2026年5月23日には、大阪のドーンセンターで「露の団姫改メ露の五九洛改名記念落語会」を開催します。この落語会では、露の五九洛に加え、師匠の露の五郎や他の有名落語家たちも出演し、特別なパフォーマンスを披露します。前売りチケットは3,000円、当日は3,500円で、全席指定です。

プロフィール

露の五九洛は、2005年に師匠のもとに入門し、3年間の内弟子修行を経て独立。以降、朝日放送の『おはよう朝日～土曜日です～』などの人気番組に出演し、2011年には天台宗で出家を果たし、正式な僧侶としての活動も展開しています。また、兵庫県尼崎市には自らの寺も建立し、相変わらず精力的に活動しています。これまでには第6回繁昌亭輝き賞や第54回なにわ藝術祭新人賞を受賞した実績も持ちます。

今後の展望

彼女の改名は新たな挑戦の始まりに過ぎません。「自分らしい名前で二刀流を極めます」と語る露の五九洛は、今後も笑いと仏教を融合させたユニークなスタイルで、さらなるファン層を広げていくことでしょう。落語や宗教に興味がある人々にとって、彼女の活動は目が離せないものになるはずです。ぜひ、改名記念落語会に足を運び、直接彼女のパフォーマンスを楽しんでみてください。