ロレアルが障がい者インクルージョンで世界的に評価される

世界最大の化粧品企業であるロレアルグループが、これまで続けてきたダイバーシティやインクルージョンへの取り組みが認められ、Disability : INが開発した「Disability Index®」において、2025年に7カ国で最高評価を獲得しました。このアプローチは、企業が障がい者のインクルージョンをどのように進めるか、さまざまな指標を基に評価される独立したツールです。

7カ国での評価とインデックスの概要

具体的には、日本、ブラジル、カナダ、インド、フィリピン、米国、英国がその評価を受け、企業の障がい者に対する包括的な政策やプログラムが高く評価されています。このインデックスは、文化、リーダーシップ、雇用慣行、コミュニティ貢献など、複数の重要な領域を評価するもので、2026年にはより多くの国に開放される予定です。

ロレアルの真摯な取り組み

ロレアルの各拠点は、障がい者インクルージョンの実現に向けての努力が、ようやく実を結びました。「障がい者インクルージョンにおける最高の職場」として認定されたことは、同社がすべての社員が成功できる環境を構築しようと努めている証となります。障がい者の社会参加を促すことは、真にインクルーシブな職場を作るために欠かせません。世界中に約13億人、つまり人口の約16%が何らかの障がいを持って生活しています。

年齢を超えた障がい者のニーズ

障がいは年齢、性別、性的指向などを超え、広範囲にわたって存在します。特に、障がいの80%は労働年齢（18歳から64歳）に影響を及ぼします。このため、ロレアルは障がいの有無にかかわらず、すべての社員が活躍できる環境を整えることが求められています。

強化されるインクルーシブな戦略

20年以上にわたり、ロレアルは社員やコミュニティの身体的および精神的な幸福に注力してきました。特に障がい者インクルージョンを加速させるために、目に見える障がいや見えない障がいに関しても対策を進めています。ロレアルは、全ての事業展開国で障がい者の直接雇用に関する最低基準を設け、全てのステークホルダーに向けてアクセスしやすさを促進することを目指しています。

持続可能な未来への展望

複数の国でのDisability Indexへの参加は、ロレアルがインクルーシブな職場環境を強化するための一環であり、今後の進展を明確に追跡できる指標を提供しています。同社のダイバーシティ、エクイティ、およびインクルージョンに関する詳細は、公式のレポートにて確認できます。

ロレアルの使命と成果

115年以上にわたる歴史を誇るロレアルは、美への情熱を持つ消費者のニーズに応える努力を行っています。その取り組みは、「世界をつき動かす美の創造」と表現され、環境や社会に貢献する持続可能なインクルーシブ美を目指しています。全ての人々に高品質で安全な製品を提供することが、ロレアルの使命です。美の未来を創造するために、同社は9万以上の従業員を抱え、テクノロジーを駆使した新しい価値を創出し続けています。詳細については、公式サイトで確認できます。