大阪・関西万博での培養肉イベント「CULTIVATED MEAT JOURNEY 2025」
2025年に開催される大阪・関西万博。その一つの見どころである大阪ヘルスケアパビリオンで、注目のイベント「CULTIVATED MEAT JOURNEY 2025」が7月8日に開催されます。このイベントでは、最先端技術である培養肉の可能性を感じることができるさまざまなプログラムが用意されています。
培養肉未来創造コンソーシアムとは?
このイベントを運営するのは、「培養肉未来創造コンソーシアム」です。参加しているのは大阪大学大学院工学研究科や島津製作所、伊藤ハム米久ホールディングス、TOPPANホールディングス、シグマクシス、ZACROSの6社です。彼らは共同で、3Dバイオプリント技術を用いた培養肉の開発に取り組んでいます。培養肉は、持続可能な食の供給や環境問題の解決に向けた大きな可能性を秘めています。
体験プログラムの詳細
「CULTIVATED MEAT JOURNEY 2025」の中心的なプログラムは、以下のようになります:
1.
インプットセッション「培養肉とは?」
参加者は、培養肉の基本とその未来の可能性について学びます。
2.
香り体験会
焼いた培養肉の香りを実際に体験することで、視覚だけでなく嗅覚でも新たな食の楽しみを発見できます。
3.
高校生参加のパネルディスカッション
若者たちが培養肉の未来について意見を出し合い、参加者と対話する機会があります。
4.
未来宣言
培養肉の社会実装に向けたビジョンを共有し、来場者と共に未来を考えます。
イベントは、予約不要で参加可能ですが、各回約150席が設けられているため、早めの来場をおすすめします。時間帯は第1回11:00~、第2回14:30~、第3回16:30~の予定です。比較的長めの第2回は、高校生たちとのディスカッションも予定されており、見ごたえがあります。
大阪ヘルスケアパビリオンの魅力
この大阪ヘルスケアパビリオンは、5月28日には来館者数が100万人を超える人気パビリオンです。コンソーシアムによる「家庭で作る霜降り肉」の展示も話題を呼んでいます。家庭で培養肉を作る未来像が描かれ、「お肉は店で購入するもの」から「家庭で生産するもの」へと挑戦する姿勢が示されています。
培養肉の未来への期待
今日、人口増加や環境問題が課題とされる中、培養肉はその解決策の一部として注目されています。このイベントを通じて、来場者は未来の食文化について深く考える機会になるでしょう。培養肉の技術が社会にどのように実装されていくのか、その第一歩をぜひ体感しに来てください。
最新の技術とアイデアが集い、未来の食について考えるこのイベントは、食に興味がある方、環境問題に関心のある方、そして新しい食体験を求めるすべての方にとって見逃せない機会です。皆さまのご参加をお待ちしています。