粗品が学生に音楽の魅力を伝授
2025年9月6日、東京・恵比寿ガーデンプレイスにて音楽とお笑いの才能を持つ粗品さんが、約230名の入学検討中の学生に特別講義を行いました。この授業は、今後2026年4月に開校予定の新しい音楽専門校「バンタンミュージックアカデミー」に向けたもので、学生たちにとって非常に意義深い時間となりました。
粗品さんのユニークなキャリア
粗品さんは、1993年に大阪で生まれ、2歳からピアノを始め、13歳からはギターに挑戦し、高校時代にはDTM(デジタル・オーディオ・ワークステーション)に目覚めました。芸人としての活動だけでなく、2020年からはボカロ楽曲を発表し、2021年には自身のレーベル「soshina」を設立。その後、2023年にはアニメ『青のオーケストラ』のエンディングテーマを手掛け、音楽業界での存在感を増しています。最近では、自身がフロントマンとなるバンドプロジェクトも始動し、今後の活躍が期待されています。
特別講義の内容
講義では、粗品さんがヒットの生まれ方や作詞作曲のコツ、SNS戦略など、自身の豊富な経験から得たノウハウを余すところなく伝えました。参加者は、彼がその場でキーボードやギターを演奏しながら、コードとメロディの関係性を説明する姿に感銘を受けていました。また、粗品さんは「伝わるかどうかを気にしすぎず、受け手側が解釈してくれることもある。攻めた表現に挑戦してみてもいい」と語り、学生たちに挑戦する姿勢を促しました。
アクティブな質問タイム
講義後には質問タイムも設けられ、参加者からの活発な質問が飛び交いました。自分で作曲すると好きなアーティストに似てしまうという悩みには、「そのアーティストからかけ離れた特徴を何か掛け合わせればそれが君の個性になる」とのアドバイスを送るなど、具体的な指導が行われました。また、「活躍するためのアドバイスがほしい」といった質問には「尊敬している人を抜かすために、誰よりも努力することが大事」と強調し、夢を実現するための行動を起こし続けることの重要性を教えてくれました。
バンタンミュージックアカデミーの概要
新たに開校する「バンタンミュージックアカデミー」は、東京と大阪にキャンパスを設け、大学部、専門部、高等部を用意しています。大学部では音楽総合コースを4年制で提供し、専門部では3年制・2年制・1年制のコースがあり、高等部も3年制コースがございます。具体的なコース内容には、音楽ビジネス専攻やパフォーマンス専攻、DTMコースなどがあり、実践的なスキルを身につけることができます。入学資格は大学部・専門部は満18歳以上、高等部は15〜18歳と幅広く、学生にチャンスを提供しています。
特別講義から得た刺激をもとに、参加した学生たちが自身の道を切り開くきっかけとなることを願っています。この講義が未来の音楽業界を担う新たな才能たちの誕生の舞台となることを期待しています。