循環型ファッションの挑戦
2026-04-01 12:44:29

学生発の循環型ファッション『ふくとく。』がもたらす新たな社会貢献の形

学生発の循環型ファッション『ふくとく。』がもたらす新たな社会貢献の形



株式会社ディープサンクスが発表した『ふくとく。』は、学生とアパレルブランドを結びつける循環型ファッションの新しい試みです。このプロジェクトは、「徳を積む」という日本の文化を基盤に、衣料品の廃棄問題と学生の経済的困窮に着目。新たな価値を創出することで、ファッション業界の未来を変えることを目指しています。

廃棄衣料問題と学生の現状



国のアパレル業界では、毎年約5,000万着の新品未着用衣料が廃棄されています。この廃棄がもたらす環境への影響は深刻で、CO2排出量はガソリン車55万台分にも相当します。一方で、大学生の生活は厳しさを増しており、奨学金を受ける学生の割合は55%に達し、衣料への支出は20年前の半分以下の月額5,000円程度にまで減っています。つまり、「もったいない」と感じている企業と、洋服を必要としている学生の間に大きなギャップが存在しているのです。このギャップを解消することが、プロジェクトの重要な使命として位置付けられています。

事業コンセプトと仕組み



『ふくとく。』のコンセプトは「服が『福』となり、得意が『徳』へと変わる」というもの。この理念のもとで、回収から循環、創造、還元という流れを一つの体系として組み立てています。主な事業としては、大学キャンパス内で開催する「ふくとくマーケット。」があります。

このマーケットでは、ブランドと協力して衣料品を生活応援価格で提供することで、ブランド価値を損なうことなく学生を支援しています。このように、大学内の循環システムが築かれ、『ふくとく。』の仕組みが実現します。

全国展開と学生の価値創造



さらに、大学内に設置される「ふくとくボックス。」では衣料品が回収され、リユース、リサイクル、アップサイクルを通じて再流通します。この取り組みは、全国の大学をネットワーク化し、大学間の循環を促進します。

また、回収された衣料品は服飾系の学生によって新たな価値として再生され、新ブランド「Lab 29-109」として展開されます。このプロセスは、学生にとっての実践機会となり、彼ら自身の「ガクチカ」としても評価される経験へと繋がります。

社会貢献への道



『ふくとく。』内では、回収への協力や購入、創造への参加が「ふくトークン」として登録され、これが社会貢献団体への寄付へと変換される仕組みを導入しています。このように、各行動が直接的に社会問題の解決に寄与することを目指しており、持続可能な社会を持続するための取り組みが行われています。

今後の展開と共創の呼びかけ



2026年には新たに多くの大学での開催が計画されており、さらにEC版『ふくとくマーケット。』やLINEミニアプリも開発する予定です。これにより、オンラインとオフラインを融合したより大規模な循環が実現します。

このプロジェクトは、アパレルブランドと大学が共創し合うことにより、学生と社会にとっての新しい価値観を生み出すものです。『ふくとく。』が提唱する新しいファッションの流れは、今後の世界におけるバリューの基準を根本から変えていくかもしれません。

まとめ



『ふくとく。』のアプローチは、ただのサービスにとどまらず、社会の価値基準を変える手段となる可能性を秘めています。衣料品の循環利用を通じて、広がる社会貢献の連鎖は、日本社会全体をより豊かな方向へ導くでしょう。この取り組みが実現する未来に、期待が膨らみます。


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