ポプラが食品ロス削減の取り組みをスタート
コンビニエンスストア「ポプラ」が、食品ロスを減少させる革新的なサービス『TABETE』を導入し、実証実験を始めました。これは、企業の社会的責任を果たすと同時に、地域コミュニティと連携した新しい取り組みです。実験は2023年7月15日(火)より、東京のヒルトピア店と広島市役所店の2店舗で行われています。
食品ロス削減サービス「TABETE」とは?
「TABETE」は、株式会社コークッキングが運営するフードシェアリング・アプリです。多くの飲食店やスーパーマーケットなどで、まだ食べられるのに捨てられる運命にある食材を、ユーザーとマッチングする仕組みになっています。このサービスを使うことで、各店舗は無駄な食材を減らし、売上を向上させることが可能です。ユーザーはおいしい食材をリーズナブルに購入しながら、食品ロスの削減に貢献できるのです。
食品ロスと世界の現状
食品ロスは、世界中で深刻な問題となっています。国連によると、食材の約3分の1が廃棄されており、その経済的な損失も計り知れません。この現状を打破するためには、新しいアプローチが必要です。「TABETE」は、持続可能な社会の実現へ向けた小さな一歩として、多くの支持を集めています。
TABETEの導入店舗情報
今回、新たに導入された店舗は以下の2か所です:
- - 生活彩家ヒルトピア店(東京都新宿区)
- - 生活彩家広島市役所店(広島県広島市)
特定の食品に対して「レスキュー申請」を行うことで、まだ食べられる食品を手に入れることができます。申請の際には、仮決済が行われ、承認された商品については自動返金が行われます。また、申請が承認されない場合、全額が返金される仕組みです。
地域社会への影響
ポプラがこのサービスを導入することで、地域社会に与える影響も少なくありません。消費者は、美味しく、安全な食材を手に入れることができるため、経済的な負担を軽減しながら、環境への配慮も実現することができます。さらに、店舗側もフードロスを減らすことができ、持続可能なビジネスへの転換を図ることができるのです。
TABETEのユーザーと店舗数
「TABETE」は、2025年には約120万人のユーザーと3200以上の掲載店舗を目指しています。これにより、もっと多くの人々がこのフードシェアリングの輪に参加できることになります。将来的には、日本全国にこの取り組みが広がり、多くの人々が食品ロス削減の意識を高めていくことが期待されます。
まとめ
ポプラが進める「TABETE」の取り組みは、単に食品ロスの削減にとどまらず、地域の人々と共に持続可能な未来を築くための大きな一歩です。このサービスを通じて、私たち一人ひとりができることを考え、少しずつでも行動に移していくことが重要です。ぜひ、お近くのポプラ店舗に足を運び、実際にこのサービスを体験してみてはいかがでしょうか。持続可能な選択が、私たちの豊かな未来を築く助けになります。