カンロが米国市場進出に向けた取り組み
カンロ株式会社は、新しいマーケティング活動を通じて、米国市場への進出を本格化させています。近年の中期経営計画「2030」において,同社は「グローバル事業の拡大」を重要課題の一つに掲げ、米国現地法人「Kanro America Inc.」を設立しました。
新たなブランドサイトとSNSの開設
2023年5月には、米国向けの「ピュレグミ」ブランドサイトのリニューアルを実施しました。このリニューアルでは、米国の消費者に親しみを持たせるためのポップなデザインに変更され、FAQコーナーの設置なども行われています。また、Instagramアカウント「Puré Gummy」も新設され、来場者インタビュー動画などの情報発信を行い、ブランド認知度を高めていく方針です。
このような情報発信の強化は、米国市場におけるピュレグミのブランドイメージ向上を図るだけでなく、BtoB向けの営業活動のプラットフォームとしても機能します。
重要な展示会への出展
さらに、カンロは「Winter Fancy Food Show 2025」や「Summer Fancy Food Show 2025」といった展示会への出展も計画しています。これにより、米国における販路拡大のための営業活動を進める考えです。
現地で開催される「Summer Fancy Food Show 2025」では、カンロが誇るピュレグミの新フレーバーであるレモンやグレープに加え、ピュレグミプレミアムの山梨産白桃やシャインマスカットも披露します。これを通じて、バイヤーやディストリビューターに対してその品質やパッケージデザインの素晴らしさをアピールしていきます。
商品の魅力を世界に発信
カンロは、1912年に設立されて以来、多様な菓子製品を提供してきました。特に「ピュレグミ」は、国内グミ市場においてトップブランドとなり、多くのユーザーに親しまれています。このブランドが米国市場で認知され、愛されるために、カンロは質の高い製品作りに努めると同時に、コミュニケーション戦略の強化を図っています。
「Sweeten the Future」を企業パーパスとして掲げ、カンロは今後も持続可能な未来に向けた活動を続けていきます。これにより、企業価値を向上させるとともに、社会の課題解決にも貢献していきたいと考えています。
まとめ
米国市場への進出にむけてのカンロの挑戦は、製品の魅力を効果的に伝える新しいマーケティング施策を通じて加速しています。今後の展示会やSNSを活用した情報発信を活かし、ピュレグミが米国でどのように受け入れられるか、注目が集まります。