片腕のパン職人
2025-06-02 10:58:23

夢を追い続けた片腕のパン職人の物語とその支援の全貌

夢を追い続けた片腕のパン職人の物語



若き青年、松丸さんは、2024年の秋に事故で右腕を養失ったものの、パン屋さんを開くという夢を抱いていました。彼の努力と熱意は、多くの人々の心を打ち、彼の起業の夢を実現するために行動を起こしたのが「リエゾンプロジェクト」でした。これは、株式会社おかやま工房が推進する、障がいのある人々を対象にしたベーカリー開業支援の取り組みです。

片腕でもパン作りを続けた青年



事故から数年、松丸さんは自ら工夫を凝らし、片腕でパン作りを楽しんでいました。その姿勢は、同プロジェクトにとって尊いものであり、松丸さんの夢を実現するための一歩を踏み出すきっかけとなります。おかやま工房の社長、河上さんは彼の情熱に心を動かされ、フルサポートを誓いました。具体的には、製パン技術の研修から、店舗の物件探し、実地でのトレーニングまで、多岐にわたる支援が行われました。

伴走型支援での驚きの工夫



松丸さんの製パン訓練においては、専任のトレーナーがサポートし、片腕で作業をする際の工夫を次々と実行しました。生地を扱う際には特製の道具を利用し、片手でも安全に作業ができる方法を模索。例えば、生地の分割や成形、フィリングを包むための道具は、使いやすさを重視した設計がなされていました。さらに、河上社長自身が片腕での作業を試行し、生地の伸ばし方や操作動線を認識することで、より実践的な解決策を提案しました。

成功を収めた『ベーカリーPINE』の開業



松丸さんの夢が形になり、遂に2025年4月6日には千葉県大網白里市に『ベーカリーPINE』が誕生しました。オープン前、彼は不安を口にしていましたが、その心配をよそに、開業日は大盛況。目標の150個を大きく上回り、450個のパンが次々と売れる結果となりました。彼の努力と、周囲のサポートが実を結んだ瞬間でした。特に、オープンまでの道のりは日本テレビの報道番組『news every.』に取り上げられ、その様子は全国に放送されました。

応援の輪を広げるリエゾンプロジェクト



初日を振り返る松丸さんの言葉、「パン屋をやって本当に良かったです」は、彼の心からのものでした。これから彼は自分と同じような境遇にいる人々へ、自身の挑戦を通じて勇気を与えたいと語っています。リエゾンプロジェクトは今後も、すべての人々が夢を実現できるように寄り添い、支援を続けていきます。

詳細情報


  • - 店舗名: ベーカリーPINE
  • - 住所: 千葉県大網白里市北今泉923-23
  • - 営業時間: 10:00 - 16:00
  • - 営業日: 日曜日、 水曜日、 金曜日

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おかやま工房のご紹介



おかやま工房は、全国の潜在的なパン屋を志す人々に対し、支援を行っています。「パン屋さんをはじめたい」という夢に向かい、300以上の開業支援実績を持ち、パン作りから経営に至るまでをトータルに支援しているのです。

リエゾンプロジェクトの詳細はこちら


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