今年のM-1グランプリに高校生が興味を示さない理由とは?
いよいよ、2025年のM-1グランプリが迫ってきました。今年の出場者数は過去最多の1万1521組。いまやお笑いの年末恒例となったこのコンテストですが、最近の調査によれば、現役高校生の約60%が今年のM-1に興味を持っていないことが分かりました。この結果にはどのような背景があるのでしょうか。
高校生の意外な声
「ワカモノリサーチ」が実施した調査によると、M-1に興味があると回答したのはわずか39.9%。一方で、60.1%の高校生が「興味がない」と答えました。その理由を探ると、「お笑いが好きではない」「テレビを見ない」という声が多いとのことです。
調査結果には、高校生たちの中で「お笑い」というコンテンツへの関心が薄れている様子が浮き彫りになっています。また、「TikTokやYouTubeのほうが面白い」といった意見も、多く寄せられていることが確認されました。
テレビ離れとお笑いへの距離感
現役高校生の多くがテレビ自体を見ないという現象は、特に顕著です。「テレビが面白くないから」「あまり観ない」など、生活の中でテレビの存在が薄れていることが、M-1への興味の低下にも繋がっているようです。
さらに、お笑い芸人そのものに対する興味も低く、「最近の芸人が煩わしい」と感じている高校生が多いことも明らかです。お笑いを楽しむ機会が少ないため、M-1の出場者に対する知識や好感度が欠如していると言えるでしょう。
新しい楽しみ方の時代
現代の高校生にとって、TikTokやYouTubeといった新しいプラットフォームは、もっと身近なエンターテインメントです。彼らは自分自身が参加し、楽しむことができるコンテンツを好みます。そのため、テレビに依存するM-1グランプリのようなコンテンツへの関心は薄れるのは自然かもしれません。
一方でのお笑いの魅力
しかし興味を持っている高校生の中には、「お笑いが好き」「毎年楽しみ」という声も多く、家族と一緒にM-1を観ることで絆を深める機会にしていることもわかりました。特に、ファイナリストの一つエバースに対する応援の声が多く、彼らのファンも存在します。
つまり、幅広い意見が飛び交う中で、どうやらM-1には「好きな人」と「興味がない人」の二極化が進んでいるようですね。しかし、この現象は新しい時代の幕開けを告げているのかもしれません。
まとめ
テレビ離れやお笑いへの興味の減少は、時代の流れを反映しています。今後のM-1グランプリが、どのように変革し、若者たちの心を掴むかが楽しみでもあり、チャレンジでもあります。高齢者と若者の両方が楽しめるコンテンツの創造が求められている今、お笑いの未来はどの方向に進むのでしょうか。