クラフトカレーブラザーズ、海外進出の果敢な一歩
飲食業界が直面する人手不足問題は深刻化しています。特に2024年の調査では、約75%の飲食店が人手不足を実感しているとも報告されています。この厳しい環境の中で、株式会社フードコーナーが展開する「クラフトカレーブラザーズ」は、飲食店向けの業務用カレールーとして新たな解決策を提示しました。
今回は、香港の飲食業界最大手マキシムグループとの協業を果たし、約250席を擁する「EXP Cafe」で8種類のカレーメニューを提供することが決まりました。これはクラフトカレーブラザーズが目指す「本格的なカレーを誰でも簡単に提供できる」というコンセプトに基づいた展開です。
クラフトカレーブラザーズが提供する新たな価値
この新世代カレールーは、原材料に強くこだわり、50%以上が野菜や果物で構成されており、食品添加物不使用かつグルテンフリーという健康志向な商品です。これにより、飲食店は人手不足でも簡単に美味しいカレーを提供することができ、顧客の満足度を向上させられます。特別な技能がなくても、美味しいオリジナルのカレーを短時間で作れる点は、店舗にとって大きな利点です。
提供される8種類のカレーメニュー
1.
オリーブポークカツマッシュルームオムライスクラフトカレー
2.
和牛ハンバーグステーキマッシュルームオムライスクラフトカレー
3.
米国産テンダーロインと温泉卵のマッシュルームライスクラフトカレー
4.
クラフトキーマカレーのマッシュルームライスと温泉卵
5.
赤ワインソースで煮込んだ牛肉リブ肉のマッシュルームライス
6.
クラフトトマトキーマカレーのラザニアとガーデンサラダ
7.
スパイシーチキンもも肉のイナニワうどんクラフトカレー
8.
和牛ハンバーグステーキのイナニワうどんクラフトカレー
この多彩なメニューは、食材の美味しさを引き出し、飲食店のオリジナルカレーを生み出す手助けをしています。実際、食材を活かしたカレーは、飲食店にとって看板メニューを作るうえでの大きな武器となるでしょう。
代表の角田の思い
クラフトカレーブラザーズの代表である角田氏は、「自社でもカレー店を運営するので、飲食店の課題はよくわかります。家賃の高騰や人手不足の問題が深刻になっている中で、美味しいカレーを提供できる商品を作りたい」と語っています。このような思いから生まれたカレールーは、シンプルな調理工程で誰でも美味しいカレーが作れるため、飲食店の救世主となりつつあります。
今後の展望
香港への進出を成功させたクラフトカレーブラザーズは、国内のホテルやカフェ、レストランといった様々な飲食店への導入をさらに拡大していく方針です。人手不足やオペレーションの負担を軽減するだけでなく、「日本発のクラフトカレー」として、世界に新しい食文化を発信していくことを目指しています。
新しい食のトレンドを生み出し、飲食業界の課題解決に貢献するクラフトカレーブラザーズの挑戦を、私たちも見守っていきたいと思います。