日本初のShopifyでのサブスク×後払いサービス
株式会社メビウス製薬が運営する公式通販サイト「SIMIUS公式通販」で、日本で初めてShopify上において「サブスク×後払い」機能を実現しました。これは、顧客の多様な支払いニーズに応える革新であり、今後のEC業界に大きな影響を与えることが期待されています。
サブスク×後払いの実現
この機能は日本のEC市場では前例がなく、特にクレジットカードの利用が不得意な顧客に対するアプローチとして注目されています。これまで多くの企業が「後払い」の導入に悩み、高いニーズがあるにも関わらず、踏み切れずにいた中でのこの挑戦は、業界の流れを変えつつあるかもしれません。
移行の成功
メビウス製薬では、従来のECサイトであった後払い契約情報を順調に移行し、Shopifyのエコシステムに統合しました。この結果、UI/UXもすでに馴染みのある形のままで、使いやすさを損なうことなく運用が継続できるようになっています。
後払い市場のニーズ
近年、EC業界では「後払い決済」の需要が増え続けています。特に国内の通販企業においては、クレジットカードよりも後払いの方がより多く利用されている傾向にあり、この流れはますます強まっています。しかし、これまで日本市場においてShopifyが後払いや定期購入に対応していなかったため、多くの企業がシステム移行に尻込みしていました。この状況を打brokenするため、メビウス製薬は「ないなら、つくればいい」という発想のもと、関連企業との協力を経て解決策を見出しました。
プロジェクトの共同開発
この新機能の実現に向けて、メビウス製薬は株式会社ハックルベリーやShopifyの日本法人、さらにはShopifyのグローバル本社とも協力して開発を進めました。5社の協力によって、Shopifyエコシステムにすぐに適応できる「サブスク×後払い」機能が誕生しました。この機能は、即座に利用可能で、これまでの運営体制を大きく変えることなく導入が可能です。
スムーズな運用を実現
この新たな機能は、実際の運用においても高い利便性を誇ります。店舗側の管理画面は変わらず、そのまま使うことができます。顧客は快適に後払いでのサブスクを楽しむことができ、メビウス製薬としては新たな収益の機会が広がることが期待されます。この成功は、D2Cブランドへの普及にも寄与し、国内外にてさらに普及していくことでしょう。
企業の歩みと今後の展望
メビウス製薬は創業20年を迎え、化粧品の単品リピート通販を主軸に成長を遂げてきましたが、ある時点から顧客ニーズの変化と広告費の高騰に直面しました。それに応じて、旧来型のモデルから脱却し、柔軟なサブスクリプションモデルへと進化を遂げたのです。この移行において、Shopifyは次世代プラットフォームとして選択されました。
サブスク×後払い機能の導入は、メビウス製薬にとって非常に意義深いものであり、今後もこの革新を基に新たな戦略を展開し続けることでしょう。顧客には大きな利便性がもたらされるだけでなく、企業としての成長も見込まれる時代が到来します。これからの動向が非常に楽しみです。