高校生パティシエたちが競うスイーツ甲子園で「Éclat fière」が栄冠に輝く

9月15日、東京都世田谷区の日本菓子専門学校にて、高校生たちが自らの技術と独創性を競い合う『第18回スイーツ甲子園 Supported by 貝印』が開催されました。この大会では、全国から選りすぐりの6校が集まり、高校生パティシエの日本一を目指した技の競演が繰り広げられました。

優勝チーム「Éclat fière」

この大会で文部科学大臣賞に輝いたのは、兵庫に位置する育成調理師専門学校高等課程のチーム「Éclat fière」です。今年のテーマは「ウェディングケーキ」で、各チームは自由な発想で結婚式を華やかに彩るケーキのアイデアを募りました。勝ち残った６校は、厳選された素材や技術を駆使し、創意工夫を凝らしたオリジナルレシピを披露しました。

「Éclat fière」は、フルーツやアメ細工を用いて、一般的なウエディングケーキとは一線を画す「Gratibelle（グラティベル）」という名の美しいケーキを制作しました。このケーキの特徴は、クロカンブッシュ（シュークリームのタワー）を基に、新郎新婦の姿をあめ細工で表現し、さらにハート型のプレートで結婚式のテーマを強調している点です。作り手たちは、感謝や幸福の概念をしっかりとケーキに込め、見る者に感動と喜びを与えました。

準優勝・受賞チーム

準優勝は、千葉県の野田鎌田学園高等専修学校の「plaisir（プレジール）」が受賞しました。また、3位には鹿児島県の神村学園高等部の「astrantia（アストランティア）」が選ばれました。特別審査員には有名シェフたちが務め、熱心に審査を行いました。

さらに、各企業賞も発表され、貝印賞は「plaisir」、ペコちゃん賞は「Éclat fière」、タリーズ賞は再び野田鎌田学園高等専修学校の「CHAINON（シェノン）」、そしてパストリーゼ賞には福岡の飯塚高校の「arc-en-ciel（アルカンシエル）」が選ばれました。

特典と今後の展望

優勝した「Éclat fière」には、エアタヒチヌイから贈られる「タヒチ研修旅行」の特典が授与され、貝印賞を受賞したチームには、伊勢丹新宿本店のレストラン「KITCHEN STAGE」でのオリジナルレシピ共同開発権が与えられます。さらに、他の受賞チームにも各企業とのコラボ商品開発権が贈られ、全国で商品展開を予定しています。

全国の高校生が切磋琢磨し、自らの技術を磨くこのスイーツ甲子園は、まさに未来のパティシエ育成の場として重要な役割を果たしています。大会の模様は公式YouTubeチャンネルでも配信されているので、ぜひ視聴して、若き才能の輝きを感じ取ってください。公式YouTubeはこちらからアクセス！

公式YouTube

これからも彼らのさらなる活躍に期待が高まります。