スペインハモンセラーノ協会35周年を迎え、高品質なハムを世界に発信

スペインハモンセラーノ協会の35年

スペインの「スペインハモンセラーノ協会」（Conservio del Jamón Serrano Español）は、1990年に設立され、今年で35周年を迎えました。この協会は、スペイン産の高品質なハモンセラーノの普及を目的としており、これまでに2,000万本以上のハムを認証してきました。それぞれのハムには、その品質を保証する認証シールが貼られています。これにより、ハモン・コンソルシオセラーノは世界的に評価され、ヨーロッパの代表的な食品としての地位を確立しました。

国際的な広がり

ハモンセラーノ協会には、ヨーロッパの食肉業界を代表する19社が加盟しています。35年間にわたり、これらの企業はこの象徴的な製品の品質と本物性を守り続け、世界中でその魅力を発信してきました。ハモン・コンソルシオセラーノは、厳格な生産基準を満たし、輸出前に徹底的な選別と品質管理を受けた製品であり、その結果として世界の食卓を彩る一品となっています。

魅力の源泉

このハムの熟成期間は、ヨーロッパの規定では30週以上ですが、スペインハモンセラーノ協会ではさらに長い52週以上の熟成を求めています。これは、100％スペイン産の豚を使用し、伝統的な手法によって生産される証拠です。熟練した職人が一つ一つ手作業で弾力、香り、食感を確認し、最高の水準に達したものだけが「Consorcio Serrano」マークを取得します。

国際的な認知の拡大

「Consorcio Serrano」品質マークは、ハモンセラーノの輸出を促進し、国際市場での存在感を高めるための重要なツールです。協会のマーケティングディレクター、アルバロ・ディアス・デ・リアーニョ氏は、これによりハモンセラーノが国外の消費者にとってスペインを代表する製品として認識されるようになったと述べています。

これまでに協会が認定したハムの数は20,101,462本に達し、これは輸出されるハモンセラーノの約30〜35％を占めています。このように、スペイン産のハモンセラーノは比類のない食感や香り、風味を持ち、卓越性の象徴として認識されています。

将来に向けた取り組み

現在、コンソルシオセラーノ認証は世界60か国以上に広がっており、特にヨーロッパ諸国への輸出が主要な市場となっています。ただ、ヨーロッパ外の国々でも国際的な成長の重要な柱となっています。ハモン・コンソルシオセラーノは、ヨーロッパが世界中の消費者と共有する、洗練された高品質な製品として地位を確立しています。スペインハモンセラーノ協会は、これからも「時の流れの産物である熟成」「伝統を守る職人技」「時間をかけること自体が最高の贅沢」をテーマに、情報を発信していく予定です。

公式サイト: https://perfectedbytime-jp.eu/

この楽しみに満ちたハモンセラーノの世界に触れ、高品質なハムを通じてスペインの文化を体験してみてください。