ファンケルが健康経営優良法人に認定、従業員の健康を企業戦略に

ファンケルが「健康経営優良法人2025」に選出

株式会社ファンケルが、2023年3月10日（月）に経済産業省から「健康経営優良法人2025」として認定を受けました。この認定は、企業が従業員の健康管理を重視し、戦略的に取り組んでいることを評価する制度です。ファンケルは2017年から9年連続で受賞しており、その努力と成果が確かなものとして認められています。

健康経営の基盤

ファンケルは「従業員の健康」を企業の経営基盤と捉え、積極的な健康経営を推進しています。また、増加する国民医療費の削減に向けた取り組みも評価されました。具体的には、プレゼンティーイズム（出勤しているが健康問題により業務能率が低下している状態）、アブセンティーイズム（病欠している状態）の低減、そしてワークエンゲイジメント（仕事への意欲や関与）向上を目的としています。

メンタルヘルスへの取り組み

健康経営を支える施策の一環として、ファンケルはメンタルヘルス対策に取り組んでいます。ストレスチェックを実施し、その結果を分析することで、職場環境を改善するためのセミナーを管理職向けに行っています。これにより、従業員一人ひとりが健康に対する意識を高め、上司からの支援を強化することで健康リスクを低下させることに成功しました。

運動習慣の促進

また、健康なライフスタイルを促進するために、運動習慣を身に付ける活動にも力を入れています。「歩き方教室」や「体力測定会」といったイベントを社内で開催し、従業員が気軽に参加できるようにしています。これらの取り組みは、運動をするきっかけを提供し、健康維持につなげています。

女性の健康課題にも配慮

さらに、特に女性の健康課題についても配慮し、知識を深めるための動画セミナーを実施しました。この取り組みにより、全従業員が女性特有の健康問題についての理解を深めることができました。

成果の評価と今後の方向性

これらの施策による効果検証を行った結果、数値として具体的な改善が証明され、評価されています。ファンケルは、健康経営を企業の経営課題として捉え、より一層の取り組みを行うことで、従業員全体が「美しく健やかであること」を目指しています。

今後も、質の高い職場環境を提供し、全従業員の健康を支えることで、企業全体の成長にも貢献していくことでしょう。