EXILEのATSUSHI氏が特別防犯支援官に任命され、社会問題に対する意識が高まっている今、広く防犯活動に貢献しようと決意を新たにしています。委嘱式には警察庁生活安全局の特別防犯対策監である杉良太郎氏も参加し、ATSUSHI氏の新たな役割に期待を寄せました。
ATSUSHI氏は、この役割について「責任を感じている」と述べ、過去8年間の法務省矯正官としての経験を生かしたいと語りました。彼自身の身近な人が特殊詐欺の被害に遭ったことから、被害を防ぐために情報を発信していく重要性を強調。特に高齢者を対象とした詐欺の被害を減らすことに力を入れたいとしています。
さらに、彼は若い世代に対しても警鐘を鳴らし、犯罪に加担することがいかに危険かを考えて欲しいと話しました。「楽にお金を稼ごうという誘惑があるが、それが一生を棒に振る結果にならないように」と呼びかけました。ATSUSHI支援官としての今後の活動を通じて、若者たちが夢に向かって前向きに生きていけるよう、影響を与えたいという思いを抱いています。
杉良太郎対策監は、「ATSUSHIが警察庁の特別防犯支援官に就任することで、社会貢献への意欲が見える化されていく」と期待を寄せつつ、ATSUSHI氏の歌声にも変化が見られるだろうと語りました。そして、「詐欺が増加している昨今、『闇バイト』と呼ばれる犯罪が実行者を募集している状況にも警戒が必要であり、その危険性をしっかりと伝えていって欲しい」と述べました。
特殊詐欺に関する啓発や防止策を分かりやすく伝える「ストップ・オレオレ詐欺47」のプロジェクトチーム(SOS47)の一員としても活動するATSUSHI氏。彼の活動を通じて、社会の安全性が高まり、詐欺被害の減少に繋がることが期待されています。今後、彼がどのようにして人々に影響を与え、変化を促していくのか、大いに注目が集まります。
この委嘱式は2025年2月28日に三田共用会議所で行われ、警察庁の特別防犯対策監を務める杉良太郎氏も出席しました。彼の熱い思いと共に、ATSUSHI氏の新しいステージでの活躍を見守っていきたいと思います。