ウェルディッシュの戦略的変革
株式会社ウェルディッシュは、今年度から大規模な体制の見直しに着手しました。これは、財務や業績の改善を図るだけでなく、不採算な事業からの撤退やM&Aを通じて、自社の事業体制を強化するためのものです。特に注目すべきは、医療福祉関連事業における大きな進展です。
当社は、医療法人グループとのパートナーシップを結び、福祉介護用の卸売や給食サービス、さらに健康食品のコンサルティング業務を開始しました。これにより、健康食品に関する専門的な医療的視点からのアドバイスを受けられる体制が整いました。今後、当社の健康食品や栄養補助食品における商品マーケティングに活用していく方針です。
M&Aによる事業拡大
2024年11月を見据え、ウェルディッシュは株式会社グランドルーフの全株式を取得するための基本合意書を締結しました。グランドルーフは、福祉施設や医療機関向けに介護用品の卸売やフード提供サービスを展開しています。これにより、ウェルディッシュは新しい取引先の獲得とともに、事業のさらなる拡大を目指します。
株式交換を通じて、グランドルーフは完全子会社となる業務提携を決定しました。その具体的な日程は以下の通りです:
- - 株式交換承認取締役会決議日: 2025年2月20日
- - 株式交換契約締結日: 2025年2月20日
- - 株式交換効力発生日: 2025年3月31日(予定)
- - 売却禁止期間: 550日間
シナジー効果を追求
当社グループは、ウェルネス事業の一環として食品飲料のみならず、医療機関向け健康食品の開発や福祉施設へのレンタル卸売を得意としています。これらの豊富なノウハウを活かし、グランドルーフとのコラボレーションによって、さらなるシステムの強化や事業拡大を目指しています。
グランドルーフの優れた営業ネットワークや、介護食、病院食の管理技術を活用し、特に商品開発において新しいアイデアを取り入れて行く方針です。これにより、双方向でのシナジーを生み出し、健康食品や介護関連サービスの市場で革新を促進することを計画しています。
目指すべき未来
グランドルーフの今後の事業計画として、以下のような売上高と営業利益の成長を目指しています。
- - 2025年10月期: 売上高1,977百万円、営業利益381百万円
- - 2026年10月期: 売上高2,149百万円、営業利益508百万円
- - 2027年10月期: 売上高2,498百万円、営業利益603百万円
お客様に必要なミネラルを基盤とした製品やサービスが増えていくことで、開発からマーケティング、サービス提供まで、一貫した支援を行うことが期待されます。
株式会社グランドルーフの代表取締役小松周平氏は、同社の成長に自信を持ち、ウェルディッシュとの提携によって、さらなる成長が可能であると語っています。市場の需要を積極的に取り込みつつ、グループ間のシナジーを高め、企業価値の向上を追求する意向を述べています。
これからのウエルディッシュの動向に注目が集まる中、医療福祉業界における革新が期待されます。