ナチュラルサイエンスと福島大学の共同研究
低刺激スキンケアを専門とする株式会社ナチュラルサイエンスは、福島大学の平修教授と共同で、イメージング技術を用いた研究を行いました。この研究では、アニオン性界面活性剤の角層中における挙動が詳細に分析され、その成果が2025年12月に開催される第3回日本化粧品技術者会学術大会で発表される予定です。
研究の背景と目的
スキンケア製品に含まれるアニオン性界面活性剤は、洗浄力に優れ敏感肌向けにも利用されています。しかし、これらの成分は皮膚に浸透し、かゆみや刺激を引き起こす場合もあるため、その影響を深く理解することが求められています。これまで、界面活性剤が締める役割については明確に解明されていない面があり、特にその浸透の挙動は直接的に「可視化」されにくい状況がありました。
研究のアプローチ
本研究では、アニオン性界面活性剤であるココイルグルタミン酸TEAを含む試料を用い、皮膚から角層を収集しました。さらに、イルミネーション質量分析(IMS)技術を用い、この成分の吸着と浸透を視覚的に評価しました。これにより、界面活性剤が角層にどのように作用するのか、具体的なデータを得ることができました。
研究結果
イメージング技術を利用することで、角層中のアニオン性界面活性剤の浸透状況が可視化され、両性界面活性剤との組み合わせがある場合、浸透量が減少する傾向にあることが確認されました。また、角層の深度が増すにつれてアニオン性界面活性剤の浸透が減少することもわかりました。この結果は、液体クロマトグラフィー質量分析法(LC/MS)で得られたデータとも一致しており、IMSが界面活性剤の浸透評価において有効な手法であることが示されました。
今後の展望
ナチュラルサイエンスは、安全性評価のさらなる向上を目指し、IMSを競合する研究の中で活用していくとともに、低刺激な製品開発へも活用したいと考えています。これにより、デリケートな肌を持つ赤ちゃんから大人まで、安心して使用できる製品の提供を目指します。
学術大会について
第3回日本化粧品技術者会学術大会は、2025年12月8日から10日の間、パシフィコ横浜ノースで開催されます。ここでの発表を通じて、ナチュラルサイエンスの研究結果やアプローチが広く共有されることで、スキンケア分野における新たな知見や技術が発展することが期待されます。
企業情報
ナチュラルサイエンスは、30年以上にわたり赤ちゃんのデリケートな肌に関する研究を進めてきた企業です。自社ブランド「ママ&キッズ」は、医師の協力の下で開発されており、低刺激性スキンケアを提供しています。安全性や品質の確認のため、大学病院や皮膚科での臨床テストも行っています。今後も、より良い製品の開発を続けていく所存です。