横浜の老舗製菓会社が新たな一歩を踏み出す
横浜市に本社を置く株式会社かをりが、2026年1月29日に社名を「株式会社アールドヴィーヴル」と変更します。この変更は、会社の使命を見直し、自社ブランド「Huffnagel(フフナーゲル)」を中心に据えることを目的としています。特に、社名の混同を避けるための重要なステップとなります。
創業の歴史と事業の進化
かをりは1949年に横浜で喫茶店としてスタートしました。創業者の孫である中原一久代表取締役は、先代から受け継がれてきた精神を大切にしながら、時代の変化に合わせた事業の再編成に取り組んでいます。創業から数十年が経つ中で、洋食店やフレンチレストランへと業態を拡大し、その中で生まれたレーズンサンドは、今や「横浜の銘菓」として多くの人に愛されています。
その後、かをりが洋菓子製造に特化したことで、別会社が「かをり」ブランドを管理する形となりました。当社は、この製菓工場としての役割を果たしながら、長年にわたりレーズンサンドなど一部の商品を製造してきたのです。
自社ブランド「Huffnagel」の誕生
2021年、コロナ禍を機に、新たに自社ブランド「Huffnagel」を立ち上げました。この新しい挑戦は、消費者との接点をより明確にし、混乱を招かないようにするためのものです。「かをり」ブランドのレーズンサンドは引き続き製造しますが、今後は「Huffnagel」を中心に、創業以来の精神を新しい形で次世代へと継承していく予定です。
ブランドとしての「Huffnagel」では、アートのような洋菓子作りを目指し、見る人を魅了する製品群を展開していきます。
新社名への込めた思い
新社名「アールドヴィーヴル(Art de Vivre)」には、「生き方」と「仕事」と「ブランド」を一つの芸術として美しく作り上げるという思いが込められています。この理念のもと、人々が集う場を次の世代へとつなげていくことが企業の使命となります。「美しさ」と「体験」を大切にしながら、「真に幸せに生きる」という問いを100年先まで持ち続けていきます。
会社の歴史を振り返ると、洋食や洋菓子が人々を惹きつけ、自然と人が集まる場所となったことがあります。私たちはこの「集う場を生み出すこと」が創業の本質的な価値であると信じています。2026年には創業80年を迎える当社は、過去の価値を引き継ぎつつ、未来へとつながる新しい価値を提供していくことを目指していきます。
終わりに
横浜市で長年の歴史を持つ株式会社かをりが社名変更を行うことで、新たなスタートを切ろうとしています。自社ブランド「Huffnagel」は、単なる洋菓子の域を超え、アートと日常の交差点として、多くの人に愛される製品を生み出すことでしょう。美しく生きるための新たなひとつの一歩として、企業の姿勢や製品への期待が高まります。