注目のフードトレンドをFOODEX JAPAN 2025で探る!
2025年3月11日に開幕したアジア最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN 2025」では、世界74カ国から出展された約2930社の中で、最新のフードトレンドが多数紹介されました。この展示会から得られる情報は、今後の日本の食文化を変える可能性が高く、参加者たちの熱気が感じられるものでした。
FOODEX JAPANの新しい魅力「FOODEX WINE」
今年のFOODEX JAPANでは新たに「FOODEX WINE」というエリアが登場しました。これは、映像や音、匂いなどを駆使したイマーシブな空間でワインの魅力を体験できるコーナーです。日本食とのペアリングや、著名なソムリエによるセミナーも行われ、来場者はここで新たなワインの楽しみ方を学ぶことができました。また、健康志向の高まりに応じて、免疫やストレス、睡眠、肥満対策などをテーマにしたヘルスケアエリアも強化され、注目を集める商品が多く展示されました。
ヘルシーで新感覚なフードトレンド
今年のFOODEX JAPANでは、特に韓国で注目されているフローズンフードが話題となっています。見た目はじゃがいもですが、中身はパンである「カムジャパン(じゃがいもパン)」は、冷凍技術によってじゃがいも本来の風味が引き出されています。この商品は、日本でも4月中旬に店舗がオープンする予定です。
さらに、タイからの「Coco Bites」や、ギリシャの「Ariston Chocolate Infused Olive oil」といったヘルシーなスナックや調味料も注目されています。これらは簡単にエネルギー補給ができるだけでなく、幅広い料理に使えるフレーバーオイルとして、新たな調理の楽しみを提供しています。
ミシュランに認められたスパークリングティー
また、デンマークからは、寿司の味を引き立てるスパークリングティーが紹介されました。「Copenhagen Sparkling Tea RØD」は、有機茶葉を10種類使用しており、その複雑な味わいは実際にミシュラン星付きレストランでも採用されています。
冷凍フードの未来を見据えた取り組み
今年のFOODEX JAPANでは、冷凍技術が進化を遂げたことも注目されています。特に「Frozen of Future」という表彰制度があり、優れた冷凍食品が選ばれました。ニチレイフーズの「たっぷり卵のエビ炒飯」や新しい感覚の「千房国産米粉のお好み焼」など、各部門で優れた商品が選出され、多様な食文化を支える可能性を秘めています。
サステナブルな未来に向けて
展示会では、日本企業のサステナビリティへの取り組みも重要なテーマとして取り上げられています。長期保存が可能な缶タイプの焼き菓子や、冷凍技術を駆使した食品などが新たな需要に応え、環境に優しい選択肢として好評を得ています。
まとめ
FOODEX JAPAN 2025は、今後の日本のフードトレンドを先取りするための絶好の場所です。新たなフードアイテムや飲料、調味料を直接体験できるこの機会を通じて、日々の食生活に新たな発見をもたらしてくれることでしょう。これからの食文化の変化に注目したいですね。