ワコールのDX推進
2025-04-14 10:37:05

ワコールホールディングス、2年連続でDX銘柄に選定された理由とは

ワコールホールディングス、2年連続のDX銘柄選定



株式会社ワコールホールディングスが、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「DX銘柄」に、ついに2年連続で選ばれました。この選定は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)における取り組み及び進捗が評価された結果と言えます。今年の選定では、全国から31社が選ばれ、ワコールはその中で光る存在となっています。

DX銘柄とは?


「DX銘柄」とは、東京証券取引所に上場する企業の中から、デジタル技術を駆使して企業価値を高める仕組みを持つ会社を選定するものです。これにより、経営者の意識改革を促し、企業のデジタル活用を広めることを目的としています。企業がDXを進めるためには、「DX認定」の取得が必要であり、ワコールホールディングスは2022年に初めてこれを達成しました。

ワコールのDXへの取り組み


ワコールでは、顧客価値を「自分らしさのエンパワーメント」と定義し、さらにお客さまとの関係を深めることに重点を置いています。そのために、サプライチェーンの再構築や管理基盤の強化を進め、デジタル技術を活用して顧客体験を改善する取組みを進めています。特に販売員によるコンサルティングサービスと、3D計測サービス「SCANBE」を通じたリアルとオンラインの統合体験は顧客満足度を高めています。

3D計測サービス「SCANBE」


「SCANBE」は、最新の3Dボディスキャナーを使用して、顧客個々の体型に合った製品を提供するサービスです。これにより、自社製品だけでなく、他業種とのコラボレーションやオープンイノベーションを通じて新たな顧客価値を生み出しています。さらに、2024年3月には新たな有料コンテンツ「わたしを知る骨格診断」の提供を開始し、好評を博しています。

経営陣の積極的な姿勢


執行役員の篠塚厚子氏は、2年連続での選定を光栄に思うと語り、これから進化を続けていくことを約束しています。彼女は顧客ごとの「未来の日常」を意識し、ビジネスを進化させていることを強調しました。この思いは、パーソナライズされた顧客体験を追求し、長期的な顧客関係を築くことに繋がります。

DX銘柄選定の理由


ワコールが評価されたのは以下のポイントです。経営トップの現場視察を重視し、デジタル戦略におけるフィードバックを活かす姿勢。また、3D計測サービスの拡充による顧客体験の向上と、男性市場への進出、ヘルスケア分野での新しい価値創造が挙げられます。

今後のビジョン


将来的にはお客さまの多様な価値観に応じた商品やサービスを提供し、「美・快適・健康」分野での新たな価値を創出していきます。ワコールは、デジタル技術を通じて持続的な成長と社会貢献を実現することを目指しています。顧客との深く、広く、長い関係構築を引き続き進めていきます。このようなワコールの取り組みが、今後ますます注目されることでしょう。


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