ピアノの魅力、師弟共演がもたらす特別なひととき
国際的なピアニスト、ケヴィン・ケナーが、かつての教え子である山辺絵理と共に特別なピアノデュオリサイタルを開催します。この公演は、彼が日本で5年ぶりに披露するもので、ピアノ愛好者にとって見逃せない貴重な機会となります。
ショパン国際ピアノコンクールの名手
ケヴィン・ケナーは1990年にショパン国際ピアノコンクールで最高位を受賞し、現在もその名手として世界中で称賛されています。今年2025年にはその審査員も務める予定です。彼の音楽は、ただ優雅で美しいだけでなく、深い感情を伴います。その独自のスタイルは、聴く者に強い印象を与え、心に残ることでしょう。
師弟の絆
今回のデュオリサイタルは、ケナーが山辺絵理と共演する非常に特別な機会です。山辺は、13歳での海外デビュー以来、数々の国際舞台で活躍してきた若き才能です。彼女はやがて、ケナーの教えを受けたことで、その音楽性をさらに幅広く成長させました。このリサイタルは、二人の師弟関係が20年後に再び音楽的な絆を結ぶものとなります。
デュオならではの響き
今回のリサイタルでは、ショパンとブラームスを中心にした名曲が演奏されます。2台のピアノで奏でられる音楽は、ソロ演奏とは異なり、各奏者の個性が交じり合うことで新たなハーモニーが生まれます。特にショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」やブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」は、デュオによって一層の深みを増します。
楽曲リスト
以下は演奏予定の楽曲です:
- - ショパン/「ドン・ジョバンニ」の 「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 Op.2
- - ショパン/アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
- - ショパン/舟歌 Op.60(ソロ:ケヴィン・ケナー)
- - ブラームス/5つのワルツ Op.39
- - ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b
- - ショスタコーヴィチ/2台のピアノのためのコンチェルティーノ Op.94 他
期待の声が寄せられる
ケヴィン・ケナーは1997年に日本での演奏を行い、その後も横浜などで公演を重ねてきました。しかし、近年は日本での機会が減少しており、今回のリサイタルを心待ちにしていたファンも多いでしょう。山辺の活躍を待ち望む方々、またピアノデュオの魅力を知りたい方々にとって、この公演はまさに珠玉のひとときとなることでしょう。
チケット情報
リサイタルは、2025年3月17日(月)に横浜みなとみらいホール小ホールで開催されます。開場は18:00、開演は18:30の予定です。チケットはS席8,000円、A席6,000円の全席指定。他の情報は公式ウェブサイトやチケット販売サイトで確認できます。
師からのメッセージ
ケナーと山辺からは、この特別なステージに向けた熱い思いが込められたメッセージが発表されています。二人の共演がどのような新しい音楽を生み出すのか、ぜひその目で耳で確かめてください。
このデュオリサイタルは、音楽を愛する全ての人々に特別な体験を提供することでしょう。